先週のニューヨーク州に続き、今週はカリフォルニア州でも一部のゴルフコースがオープン、“コロナルール”と呼ばれる一定の制限の下、プレーが可能になった。ナショナル・ゴルフファンデーションによると今後もコース再開の動きは加速していくと見られ、全米でコースがオープンしているのが先週は48%だったが、近く57%まで増加する可能性があるとしている。
全米の中でも最も新型コロナウイルス感染が深刻なのがニューヨーク州とカリフォルニア州。そのニューヨーク州は一部ながら4月18日からプレーが再開、この動きが他州にも波及したのかゴルフ人口の最も多い州の1つ、カリフォルニアでも郡によって許可を出すこととなった。南カリフォルニアでは中心となるロサンゼルス郡では許可されていないが、すぐ隣のベンチュラ郡、リバーサイド郡でオープンと、すべてのコースではなく判断は個々のコースに委ねられているよう。この状況で人々はゴルフに出かけるのか? とパブリックコースでティタイム予約を試してみると、これが連日ほぼいっぱいで、思うティタイムは取れない状況だから、やはりゴルファーは再開を待ち望んでいたことが分かる。
20日から再開となったカリフォルニア州のリバーサイド郡の担当者は、「各政府機関とも十分に相談した結果、レクリエーションのために公園、ハイキングコース、自転車コース、テニスコートなどを再開する結論となった。ゴルフコースもその1つ」とコメント。ナショナル・ゴルフファンデーションによると、市営のコースがオープンし始めていることがオープン増加に繋がっているという。フロリダ州、ジョージア州など南東地域は現在72〜79%がオープン。一方カリフォルニア、オレゴン、ワシントン州などの西海岸地域は20%に留まっているが、今後は再開するコースが増えるとみられている。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>