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メジャー4勝、ママさんゴルファーの草分け的存在が世界ゴルフ殿堂入り

スージー・マクスウェル・バーニング(78歳)が2021年の最後の一人となる世界ゴルフ殿堂入りを果たした。22日に発表され、タイガー・ウッズ、マリオン・ホリンズ(故人)、前PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェム氏に次ぐ4人目。海外女子メジャー4勝を含むツアー通算11勝を挙げ、母として活躍した女子ゴルファーの先駆者の一人で、女子選手部門での受賞となった。
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米国女子ツアーのワン会長からの知らせを受けたスージーさんは「本当に光栄。(2月に亡くなった)ミッキー・ライト、キャシー・ウイットワース、ジュディ・ランキン、パティ・バーグらと同じ賞をもらえるなんて思いもしなかった。初めてツアーに入ったとき、パティはとても私に優しく、ミッキーと初めて一緒にプレーをしたときはとても怖かった。彼女たちと肩を並べることは本当に誇りに思う」とコメントした。
15歳でゴルフを始めオクラホマ州の高校女子選手権を3連覇、オクラホマシティ大から女子として初の奨学金を受けて進学し、男子チームの一員としてプレーした。
1964年に米ツアーメンバーとなり“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”を獲得。65年に「ウェスタン女子オープン」、「全米女子オープン」は68年、72年、73年の3度、勝利を挙げている。
彼女がトーナメントから棄権をしたのは1度だけで、その理由はベビーシッターを見つけることができなかったから。当時のツアーはプレー中に子供を預かってくれる“チャイルド・ケア”などない時代。そんな状況でも娘を育てながらプロゴルファーを続けていたのは特筆すべきこと。68年にその年の初勝利を挙げたのは新婚7週間、全米女子オープンに勝利したのも娘のロビンちゃんを連れての転戦だった。
「娘といることが私をリラックスさせてくれたから、母であることが私のゴルフの助けになったのかもしれない」と言う。
世界ゴルフ殿堂は現在2年に一度の選出で、男女の選手部門と特別功労の3部門からなる。
選手部門では世界のツアーで15勝以上、もしくはメジャー2勝を挙げていること、受賞の年に45歳以上か引退して3年が経っていることが条件。女子選手部門ではスージーさんとドッティ・ペッパー、サンドラ・パーマー、ビバリー・ハンソンの4人が最終候補だった。セレクション・コミッティーで考察されたのち75%の賛成票を得て選出が決まる。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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