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ゴーストタウンとなったラスベガス それでもミニツアーでギャンブル!?

ラスベガスのスポーツブックで、ゴルフの“ミニサーキット”が大注目を集めている。
本来であれば現地でギャンブルができたが…【写真】
アリゾナ州で現在もツアーが続行中なのは男子の“アウトローツアー”、女子の“カクタスツアー”ら2つのミニツアー。同州は新型コロナウイルス感染拡大の影響で“ステイ・アット・ホーム”、つまり外出自粛が発令されていてもゴルフは許可されており、その中でこれらミニツアーも平常通りプレーが続いている。
そこに目を付けたのはネバダ州のラスベガス。世界中でスポーツイベントが中断している昨今、「ライブでギャンブルができる数少ないコンテンツ」として取り上げるとすぐさま大人気となったというわけだ。
“不夜城”と呼ばれて24時間ネオンが消えることのなかったラスベガスも、現在はすべてのカジノがクローズしている。街から観光客が消えてホテルもシャットダウン。華やかなショーもすべて中止となってさながら“ゴーストタウン”の様相だ。だが、それでも多くのスポーツブックはアプリからギャンブリングは可能となっていた。
ためしに“CIRCA SPORTS”のアプリをダウンロード、登録してみた。残念ながらギャンブル可能な21歳以上である証明をするためにラスベガスの所定の場所に出向かなければならず、実際に賭けることはできなかったが、オッズの詳細は見ることができた。各選手のデータをきちんと精査していると思われ、オッズは本命が+120、最大は+10000まで記されていた。
2つのミニツアー以外にゴルフでは11月に開催される予定の「マスターズ」勝者のオッズがすでに始まっており、1位はローリー・マキロイ(北アイルランド)で+1035、タイガー・ウッズ(米国)は6番手で+2500、松山英樹は+3500だ(このオッズはアメリカン方式で、100ドルを賭けた場合に入手できる金額)。
3月まではフロリダ州でもミニツアーが敢行されていたが、今は中断ということで現在はこの2つだけ。突如大注目を集めたアウトローツアーのディレクター、トフィ・ピーターソン氏は米ゴルフチャンネルの取材に応え、「ギャンブルの対象になっているから、選手たちもプレーにプレッシャーが掛かっているかもしれない」と話し、インスタグラムにはたくさんの反響が寄せられているという。「大会を開催したいというコースからの申し出も受けている。こんなに注目を集めるなんて考えたこともなった」とピーターソン氏。きょうも安全にツアーは続いている。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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