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鈴木愛と相性が悪かった私… 流れが変わった福岡での優勝【現場記者の“こぼれ話”】

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内だけでなく世界各国で中止が余儀なくされているゴルフトーナメント。なかなか試合の臨場感を伝えることができない状況が続いています。そんな状況のなか、少しでもツアーに思いを馳せてもらおうとツアー取材担当が見た選手の意外な素顔や強さの秘訣、思い出の取材などを紹介。今回はようやく見ることができた鈴木愛の初優勝について。
よく会場にいるギャラリーの方から「私が来ると●●選手は勝つんだよ」という言葉を耳にします。もちろん、その逆も…。どう考えても「そんなの関係ない」の一言で終わるこの話。根拠は何一つないのですが、記者と選手にも少しばかりある気がしています。「なんかこの選手よく取材するなぁ」と思って成績を見ると、自分が行っていない大会ではあまり上位に入っていなかったり。
もちろん、その逆もしかりで…。私の場合、相性が良くなかったのが鈴木愛プロでした。初めて取材したのは2014年の「日医工女子オープン」。当時ツアーで配られたばかりのPING社の『G30』ドライバーを使用している選手を探したところ、鈴木プロがバッグに入れたということで話を聞きに行きました。
当時の鈴木プロはルーキー。あまりクラブについて取材を受けたことがなかったからか、何度も「う〜ん」と考え込んでいました。そのほかの質問をしても、まだ初々しくたどたどしい答えが返ってきます。帯同していた母・美江さんにフォローしてもらいつつ、何とか取材を終えました。
それから2カ月後の9月の「ゴルフ5レディス」で15位に入ったときに、美江さんが「調子は上がってきているんですよ」と話していました。「これなら初シードも獲れそうだな」なんて思っていたら…。そう、私の行かなかったその翌週の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」でツアー初優勝するんですね。その後、16年には2勝を挙げた鈴木プロですが、私は一度もトロフィーを掲げる姿を見たことがありませんでした。
なぜか私が取材に行く試合では優勝争いをするのに勝たない。理由なんてないと思うのですが、そうなると「鈴木プロも私がいると勝てないのが分かっていて、私の顔を見たくないとか思っているんじゃないか」などと色々考えてしまいます(本当にそう思われていたかもしれません)。
そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのが、17年の「ほけんの窓口レディース」での優勝でした。奇しくもこの日は母の日。優勝会見で美江さんに感謝を述べつつ、「今までで一番良い母の日になりました。たくさん賞金をもらったのでほしいものを聞いて、何か買ってあげようと思います」と堂々と話す姿を見て、3年前を思い出し感慨深いものがありました。ちなみにこの年からPING社のCMにも出演、クラブの質問の受け答えもバッチリでした。
その後は同年6月の「アース・モンダミンカップ」をはじめ、2度の賞金女王戴冠、3週連続優勝など以前の相性の悪さが嘘のように様々な瞬間に立ち会いました。今となっては“私が行くと勝つんだよ”と言える選手の1人かもしれません(行っていない時にも相当数勝っているので、単純に鈴木プロが強いだけなのですが…)。
そういったこともあって、これからもきっと、また鈴木プロの歴史の1ページを取材させてもらうことができそうな気がします。それが母国開催の五輪での金メダルなのか、海外メジャーでの優勝なのか。はたまた昨年の3週連続優勝の大記録を塗り替えるような前人未到の大記録なのか。今からワクワクが止まりません。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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