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渋野日向子はショットのキレが増した!?鈴木愛は傾斜地でのショットに注目【女子ツアー開幕戦見どころ】

6月25日から4日間の日程で行われる「アース・モンダミンカップ」でいよいよ国内女子ツアーの新シーズンの幕が開ける。今大会は残念ながらギャラリーは入れないものの、大会4日間に渡り、4チャンネルを使ってインターネットで中継される。そこで青木瀬令奈のプロコーチ兼キャディを務める大西翔太氏に、気になる選手たちの注目ポイントを聞いてみた。今回は来年の東京五輪を狙う鈴木愛、渋野日向子、畑岡奈紗の3人について。
渋野日向子の超最新スイング動画
■鈴木愛は傾斜地でのショットに注目すべし
鈴木愛さんはすでに各所で報じられているように、自粛期間中はほとんど練習しなかったそうです。ですが、間違えてはいけないのは、トレーニングはしっかりとやっていたということ。鈴木さんが今求めているのは体力と技術のマッチングだと思います。そこに対しての準備や鍛錬はしっかりと積んでいるということです。
一方でモチベーションを維持するためにゴルフの練習は遠ざけたわけですが、もともと鈴木さんはオンオフの使い分けがとてもうまい選手です。休める時にしっかり休めた。そしてひとたびスイッチが入れば、しっかりと試合までに調整できる。そのあたりの上手さを考えても、久しぶりの試合となりますが、やはり上位候補と言えるでしょう。
そんな鈴木さんの見どころは、やはりオフに取り組んだというスイング改造でしょう。元々特徴だった体重移動を減らしたスイングにするのが今回のテーマだと聞きましたが、これは良い方向に働くと思います。トレーニングで体が強くなってくれば、体重移動の量が減っても飛距離は出ますし、曲がらなくなります。特に体重移動が大きいスイングだと、傾斜地やフェアウェイバンカーでのショットでミスが出やすくなる。それが改善されているはず。今年の鈴木さんにはそういった状況でのショットに注目ですね。
■渋野日向子はベースアップ スイングのキレに注目
昨年、その鈴木さんと賞金女王争いを演じた渋野日向子さんは、このオフ、斎藤大介トレーナーとともに体力強化を中心に行ったようです。ただ、このオフの体力強化というのは諸刃の剣という部分もあります。飛距離を伸ばすため、シーズンを戦い抜くため…。理由は様々ですが、トレーニングで余計な筋力をつけてしまったことで、スイングのバランスが悪くなってしまった選手も少なくありません。
ですが、渋野さんの場合はその心配はなさそうです。というのも斉藤トレーナーと青木翔コーチが密に連携を取って、体力と技術のマッチングをうまくやっていると思います。
僕はいろいろな情報を聞く中で、渋野さんはスイングにキレを出そうとしているように感じました。キレが上がることでショットの精度、特にアドレスの向きの通りに打つ精度が上がってきます。もう1つメリットとして上がるのが、キレを出すためには「速く動くこと」だけでなく「脱力」も必要になってきます。この脱力が上手くなることによって、18ホールを戦う、4日間大会を戦う、さらにはシーズンを戦い抜くスタミナという点で良い方向に働くと思います。
また、渋野さんはこのオフに、何本もウェッジの溝がなくなるくらいアプローチに時間を費やしてきたと聞きました。それにはアプローチのバリエーションを増やす意味合いも大いにあると思いますが、もう1つ取り組んだのが、アプローチの始動を大事にしていたそうです。このことはアプローチにはもちろんですが、ショットにもつながってくる動き。始動がちゃんとしてなければ体全体を使ったショットはできません。そう考えると、強みであるショット力、さらに強化したいアプローチ。しっかりと両面を強くして、目標している世界で通用するための準備がしっかりできているように感じました。
■すべてがハイレベルの畑岡奈紗 ショットに高低がついたら手が付けられない
畑岡奈紗さんはやっぱり優勝候補筆頭です。すべてのレベルが高いのはもちろん、圧勝した2017年の「日本女子オープン」の開催コース・我孫子ゴルフ倶楽部のような関東らしい林間コースは大得意。もちろん、スコアの伸ばしあいも苦にしません。試合に飢えていたと思いますし、気持ちの面でも申し分ないと思います。
そんな畑岡さんの注目ポイントは、やはりショットになるかと思います。元々飛んで曲がらない世界屈指のショット力を持っていますが、さらに強くなるためには球を高低に打ち分けられるようになることだと思っています。そうなれば、いよいよ手が付けられなくなるでしょう。
ドロー、フェードの打ち分けはできても、高低の打ち分けをできる女子プロの方はほとんどいません。不動裕理さん、申ジエさん…数えるほどです。でも、畑岡さんのあれだけのスイングのクオリティがあればできると思います。ハイドローやローフェードなどが打てるようになってくると、池などハザードがより絡んでくる海外のコースで、より活躍できるでしょう。また、ショットで高低を打ち分けられるようになることは、アプローチの打ち分けにもつながってきます。
もちろん、このことは畑岡さんの頭にもある部分だと思いまし、取り組んでいるとも思います。これが出来たとき、世界ランキング1位になれるのでは。ゴルフに貪欲な畑岡さんが、中断期間が長かった今大会でどんなショットを見せてくれるのか。今から楽しみです。
解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。2016年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。プロゴルファーの大西葵は実妹。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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