国内女子ツアー今季開幕戦「アース・モンダミンカップ」初日を明日に控えた24日(水)、2月に行われたオーストラリアでの米ツアー以来となる試合に臨む河本結がリモート会見に出席した。
スカイブルードレスがゴージャスな河本結【写真】
「会場に来ると幸せというか、試合の雰囲気に感動している自分がいます」。目の前に試合を控える心境を河本はこう表現した。「みんなに会う機会もなかったし、試合のピリッとした雰囲気は心地いいですね」。プロゴルファーとしてのよころびを改めてかみしめている。
自粛期間中は、自宅でのトレーニングが中心となる日々を送った。「好きなモノを、好きなだけ、好きな時間に食べていたら太りました(笑)。それで食事制限をして、開幕戦があるのでしっかり4日間歩いて戦えるように走りこみをしたら、締まりました」。一時は“コロナ太り”も経験したが、しっかりと帳尻を合わせてきた。
この期間はゴルフ以外にも、SNSや開設したばかりのYouTubeチャンネルに積極的に情報を発信。そしてその活動は、「女子ゴルフに対して注目してくれるファンの方がたくさんいることを改めて感じさせてもらえました。この大会をファンも選手も心待ちにしていたので幸せですね」と大きな支えにもなった。
そんな河本は「プレースタイルも変わってくる」という変化についても明かす。これまでスタッツも大きな参考にしながらシーズンの目標や課題を設定していることをたびたび話してきたが、今後はその考え方がさらなる“進化”を遂げそうだ。
この日まで、実技だけでなく「ゴルフのマネジメントを改めて勉強してきました」と“座学”にも励んだ。コーチからのアドバイスや、番組で一緒になった鈴木愛の考え方などを吸収。その結果、「“自分のなかで設定しているスタッツ”をクリアするのが大事。ただグリーンに乗せてパーオン率を高めるというよりは、例えば狙った場所に落とせるショット技術、みたいに意識していければ」と、数字だけでない“+α”の部分を重要視する。
本来ならば今頃は今季から参戦する米国ツアーで戦っているはずだった。しかし新型コロナの影響で、梅雨入りした日本で過ごしている。今後については「海外のツアーに早く行って環境に慣れたいので、7月中旬に渡米して再開初戦から出ようと思います」と、新規大会の「LPGAドライブ・オン選手権」(7月31日〜8月2日)出場を視野に入れている。
「準備してきた自分をコースのなかで信じることがひとつの目標。それができれば、いいスコアは必ず出ると思っています」。国内ツアー開幕戦を盛り上げ、再び米国へ。胸に抱く「感謝」の気持ちを、プレーで表現する。
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