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PGAツアーがさらに前進　国際ツアーメンバーを対象に新シリーズを創設

PGAツアーが新たなシリーズを創設する。対象となるのは同ツアーが主催するマッケンジーツアー（カナダ）、PGAツアー・ラテンアメリカ、PGAツアー・チャイナの選手たち。彼らは今季、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け試合が中止となり、プレーする機会を失っている。
米ゴルフチャンネルが報じたところによると、8月から開始される新シリーズは全8大会。144名が出場する54ホール大会で、36ホール後に予選カット、賞金総額は少なくとも10万ドル（約1080万円）で、優勝賞金は1万6000ドル（約172万円）。エントリー料は一大会675ドル（約7万3000円）となっている。
出場できるのは上記の3ツアーのシード選手に加え、下部ツアーのコーン・フェリーツアーから数名。またスポンサー推薦枠もあるという。新シリーズを支援するスポンサーも近く発表される予定だ。
PGAツアーは6月に各選手にEメールでアンケートを実施し、開催時期や場所などについて検討。大会ごとの移動を少なくし、最初の3大会はジョージア州で開催。初戦は8月5〜7日にザ・ゴルフクラブ・オブ・ジョージアで開催される。
その後9月1〜3日にはアラバマ州で開催、その後3大会がフロリダ州で行われる。最終戦は10月26日の週で、場所などの詳細はまだ決まっていない。
シリーズはコロナウイルス感染対策が徹底され、期間中の検温をしながら、キャディはつけずに行われる。フィットネスジムも使用禁止で、バーやレストランでの外食も禁じられる。
PGAツアー、下部のコーン・フェリーツアーは再開したが、プレーする場を失ったままの選手たちにとっては久しぶりの“朗報”となる。（文・武川玲子＝米国在住）

<ゴルフ情報ALBA.Net>