フィル・ミケルソン(米国)の元キャディ、“ボーンズ”ことジム・マッケイが、マシュー・フィッツパトリック(イングランド)のバッグを担ぐことが分かった。米ゴルフダイジェスト誌が伝えている。
“ボーンズ”が25年に渡るミケルソンとのコンビを解消したのは2017年の6月のこと。以降“ボーンズ”は、米NBCテレビとゴルフチャンネルのラウンドリポーターへと、活躍の場を移していた。この3年間でキャディを務めたのはジャスティン・トーマス(米国)ら数回だけだった。
一方、今季からフルシードでPGAツアーに参戦する25歳のフィッツパトリックだが、長年タッグを組むキャディ、ビリー・フォスターが、このコロナウイルスのパンデミックで渡米するのを躊躇。その結果、フィッツパトリックはパートナーを失ったまま再開された米国男子ツアーに参戦していた。
結果は初戦の「チャールズシュワブ・チャンレンジ」は32位タイ、「RBCヘリテージ」は14位タイ、「トラベラーズ選手権」は予選落ち。そこで“ボーンズ”はフィッツパトリックの携帯にメッセージを送り、バッグを担ぎたいと申し出たという。
二人の出会いは14年の「全米オープン」。13年の「全米アマチュア選手権」覇者の権利で、まだアマチュアだったフィッツパトリックがミケルソンと同組に。また、二人はともに“ワークデイ”とスポンサー契約を結んでいる。
フィッツパトリックは“ボーンズ”からのメッセージに驚き「最初は誰だが分からなかったが、声をかけてもらってとても光栄」と喜び、快諾した。まずは次週からミュアフィールド・ビレッジGCで開催される連戦、「ワークデイ・チャリティ・オープン」と「メモリアル・トーナメント」の2大会でベテランキャディが復活。フィッツパトリックの活躍にも注目したい。(文・武川玲子=米国在住)
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