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選手にもプライバシー? B・デシャンボーがTVカメラマンにクレーム

松山英樹が「65」をマークして一気に浮上した「ロケット・モーゲージ・クラシック」3日目にちょっとした事件があった。トップと3打差ながらも2位につけたブライソン・デシャンボー(米国)。体重が増え、飛距離が大きく伸びて昨今なにかと話題だが、第3ラウンドの途中でテレビカメラマンに詰め寄る場面があった。
7番パー5でグリーンサイドバンカーからの第3打をミスショットしピンを6メートルオーバー。そのいら立ちからデシャンボーはどうやらクラブでバンカーの砂を叩いたよう。このショットを撮影していたテレビカメラマンが打ったあとのデシャンボーの様子にもずっとカメラを向けていた。デシャンボーはそれがずっとテレビに放映されたのではと思ったようで、8番ティへ向かう際、カメラマンに「そんなに長く僕を撮影する必要があったのか?」と詰め寄った。
「砂をクラブで叩いたのは良くなかった。ただ自分もプレーにとてもフラストレーションがたまっていたんだ。みんないいプレーをしようとしているのだから、少し選手のプライバシーを尊重してほしい」とはデシャンボーの見解だ。
だが実際にはカメラは停止されていて、デシャンボーの様子は映されていなかった。
昨年、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が「サウジ国際」の3日目にバンカーをクラブで何度も引っかき回し、さらにグリーンも傷つけたこともあり大会から失格になる事態が起こっている。
デシャンボーの行為は映像がないためどれほどのものだったかは不明。「僕たちはゴルフというゲームがよくなるように努力している。ときにはいら立つこともあるけれど、もし実際に僕に会ってみれば、きっとそんなに悪い奴じゃないって分かると思う。カメラマンとは話しあって、もう解決した」とした。
3打差を追いかける最終日には、こんなアクシデントが起こらないことを祈ろう。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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