<JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 初日◇9日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城)◇6766ヤード・パー70>
国内男子ゴルフのツアー外競技、「ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」がいよいよ始まった。取材陣は会場に入れるものの、いつもとは取材環境が大きく異なる。いくつかを紹介しよう。
通常ならプレスルームはクラブハウス内や、近くに建てられたプレハブ小屋になっている場合が多いが、今回は“密”を防ぐために、風通しの良いゴルフカート小屋が使われている。受付ではすぐに検温。その前の2週間の検温結果も記入して提出する。体温が37度5分以下であれば、見えるところに「検温済」のシールを貼る。
各メディアの席は2メートル以上のソーシャルディスタンスが保たれており、囲いがしてある。動けるのはプレスルームと1番、10番のティグラウンド、9番、18番のグリーンのみで、選手と直接話すことはできない。そのため会場にいながらリモート会見で話を聞くことになる。いつもならプレスルームにはお弁当やペットボトル、コーヒーなどが提供されるが、今回は各自で用意する形だ。
PCR検査は選手と協会スタッフ、運営スタッフの274人が行い、1人2万円といわれる費用は主催者のゴルフパートナーが負担した。PCR検査で『陰性』の結果が出て初めて、クラブハウス内やコース、練習場に入ることができた。
PCR検査について関係者に話を聞くと、「つばと唾液は違うんです。つばだと泡が入ってしまうからダメ。検査場には梅干しとレモンの写真があって、それを見て細い管に1センチくらいまで唾液を取ります。それに水やコーヒーを飲んでから15分以上経たないと採取できないんです。ある選手はコーヒーを飲んでしまったからと、歯磨きをしたのですが、歯磨き粉を使うと30分待ちと言われていました。人前で唾液を出すのは恥ずかしいので、みんな車の中でやっていましたね」と話す。
今回のPCR検査では全員が『陰性』。出場選手96人の誰一人欠けることなく、ティオフを迎えることができた。
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