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“空き巣被害”で思い出の品まで喪失…　金田久美子が悲しみ抱えながらも最終予選へ進出

10月1日に開幕する国内メジャー大会「日本女子オープン」の地区予選2Bブロックが10日、千葉県の浜野ゴルフクラブで行われた。この参加者の1人で、ツアー1勝の金田久美子がイーブンパー・16位タイで最終予選に進出した。
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「練習ラウンドでは良かったパターが、きょうは入らなくて。そのうちショットもわけが分からなくなってしまいました」とプレーの内容について納得のいかない1日。ラウンドを終えた直後は「落ちたと思っていました」と諦めムードもあったようだが、カットラインギリギリでなんとか踏みとどまった。
心穏やかに迎えることが困難なラウンドだった。6月末に行われた「アース・モンダミンカップ」出場中に、自宅が空き巣被害にあった。盗まれたもののなかには、「優勝記念や誕生日に買ったバッグ」も含まれており、被害金額だけでははかれないショックで心が引き裂かれた。「本当に悲しかった」と、今も肩を落とす毎日だ。
それでも、ナショナルオープン出場に向け歯を食いしばり、まずは最初の関門を突破。今季はQTランキング113位でのツアー参戦とあって、出場試合はかなり限られたものとなる。本来通りツアーが行われていれば、前半戦だけで7試合の推薦試合が決まっていたが、それも新型コロナの影響で白紙になってしまった。
「まずは（来年の実施が予定される）リランキングを通って、その後も稼げるように」。出場試合の確保、さらには2016年以来となるシード獲得に向け、1試合も無駄にできない状況は続く。「あの2日間は暑くてつらいけど頑張ります」と、8月31日〜9月1日に行われる最終予選（カレドニアン・ゴルフクラブ）へ向かっていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>