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27歳のトーマスは22歳、23歳との最終日最終組に　「僕はまだまだ“ベテラン”じゃない！」

＜ワークデイ・チャリティ・オープン　3日目◇11日◇ミュアフィールド・ビレッジGC（オハイオ州）◇7456ヤード・パー72＞
雷雨の予報があるため、ティタイムが大幅に繰り上げられた「ワークデイ・チャリティ・オープン」最終日は、3サムで1番、10番の2つのティからスタートする。その結果、トップを行く27歳のジャスティン・トーマス（米国）を、22歳のビクトル・ホブラン（ノルウェー）が2打差で、さらにその1打差から23歳のコリン・モリカワ（米国）が追いかけるというヤングガン3人の最終組となった。
ホブランもモリカワもプロになってちょうど1年だが、2人ともすでにツアー勝利を挙げているから驚きだ。
ノルウェー人のホブランはオクラホマ州立大でプレーし、18年の「全米アマチュアゴルフ選手権」で勝利。19年には「マスターズ」でローアマを獲得し、世界アマチュアランキング1位についた。現在23歳のモリカワも、その約1年前に同1位についているから2人は同年代のまさにライバルなのだ。
モリカワは昨年7月に「バラクーダ選手権」でツアー初優勝、一方のホブランも今年2月に「プエルトリコ・オープン」を制し、ノルウェー人として初めて米国男子ツアー勝利を挙げている。
トーナメントリーダーの『JT』ことジャスティン・トーマスは、14年から米国男子ツアーで戦い、16年の「CIMBクラシック」で初優勝。17年に同大会で連覇を達成すると、ここまですでにツアー通算12勝を挙げている。
3人の中では“ベテラン”となるトーマスだが、「僕はまだまだ“ベテラン”じゃない！」と若さを強調する。「若い2人とのラウンドを楽しみにしているが、最後はきっと自分のプレーで精一杯になると思う」とトーマス。
ホブランは「2打差を追いかけて勝つためには少し運も必要。無理をしないでシンプルにプレーしたい」と意気込む。モリカワは第3ラウンドをイーブンでホールアウトし、「今日伸ばせなかったのは残念だったが、あと18ホールある」と諦めない。
最終日はヤングガンの戦いになるか。あるいはイアン・ポールター（イングランド）、ゲーリー・ウッドランド、リッキー・ファウラー（ともに米国）、そして松山英樹も追い上げなるか、最終組は日本時間の午後10時01分にスタートする。（文・武川玲子＝米国在住）
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