世界ランキング4位のDJことダスティン・ジョンソン(米国)が「3Mオープン」第1ラウンドを「78」の7オーバーでホールアウトした後、大会から棄権した。DJが途中棄権するのは2015年6月以来。
マネージャーのデービッド・ウィンクル氏によると「腰痛を訴えており、そのせいでスイングスピード、距離のコントロールができなかった。今週はしっかりと休んで次週のWGCと全米プロ選手権には絶対に戻ってくる」としている。
DJは6月のツアー再開後の「トラベラーズ選手権」で優勝を飾ったが、前週の「メモリアル・トーナメント」では2日連続の「80」と崩れて予選落ち。この日も調子を取り戻すことができなかった。
「ドライバーショットはいいショットが打てたが、アイアンがどうにもならなかった」
10番から出て12番パー5ではバーディが先行したが、17番パー3でティショットを池に入れてダブルボギー。18番パー5はフェアウェイから打ったセカンドを3度池に入れてまさかの「9」と大きく崩れた。
「18番は池を越えるのに199ヤードでピンまで208ヤード。6番アイアンでパーフェクトな距離だった。すごくいいショットだと思ったので池に落ちるなんてまったく考えなかった。それで3度も池に入れて、最後にやっとほんとにいいショットでタップインの『9』だった。先週も同じ、ドライバーショットはいいのにアイアンがどうにもならない…」と肩を落とした。
痛みがあるのは背中か腰か、ともかく「バック」というだけで詳細は不明。次週の世界ゴルフ選手権「WGC-フェデックス・セントジュード招待」の会場、TPCサウスウインドはDJが12年、18年と2度勝利を挙げている得意コース。しっかりと休養して完全復活に期待。(文・武川玲子=米国在住)
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