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「1年がもったいなく感じる」　柳沢伸祐が開幕戦Vで海外メジャーを視野に

＜ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント　2日目◇31日◇朝霧カントリークラブ（静岡）◇6788ヤード・パー72＞
3カ月遅れの“開幕戦”を制したのは、今年で54歳を迎えた柳沢伸祐。初日に「64」を叩きだしてしてリードを取ると、2日目を「67」としてトータル13アンダーで優勝を決めた。「今年、（試合を）やれるんだという喜びと嬉しさで、特別な3勝目です」と、勝利と久々の試合の感覚を噛みしめた。
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試合数が激減している今、1勝の価値は例年よりも重みを増す。本来であれば4月の「金秀シニア 沖縄オープン」でシーズンがスタートし、秋口からの後半戦で賞金王やシード権争いも盛り上がりを見せるところだ。「試合が少ないとシード争いもシビアになってくると思う。早めに良い成績を出さないと追いつかないので、そのプレッシャーを持っている選手は多いと思います」と、不安がよぎる中での試合再開だった。
試合が無かった期間を振り返れば「1年がもったいなく感じますね」とこぼれるが、自粛期間で必然的に練習量やラウンド数が減ったため、持病の腰痛が悪化せずに大会に入れたことは不幸中の幸いだった。「体調だけは良い」と初日から絶好調のプレーを見せ、後続に3打差をつけて完全優勝を決めた。
「この開幕戦優勝はものすごく大きいです」と、大きくリードをとって今季の賞金王争いも視界に捉えた。ランキング上位者に付与される、海外シニアメジャーの出場権も「視野に入れたいチャンス」と熱が入る。本大会の賞金総額は2500万円（シニアの部）となっていたが、次戦の「プロゴルファー誕生100周年記念 ISPS HANDA コロナに喝!! シニアトーナメント」、「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」はともに賞金総額が倍の5000万円。週ごとにランキングの状況が大きく変動することは必須、ここからがさらに勝負所となりそうだ。
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