<マラソン・クラシック 初日◇6日◇ハイランド・メドーズGC(オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>
先週の「LPGAドライブ・オン選手権」で4位に入り、勢いに乗る河本結。ツアー再開2戦目の初日も3バーディの「68」と好調をキープし、首位と4打差の16位タイと上々の滑り出しを見せた。
河本結のキレキレドライバースイング【連続写真】
好調を感じていた河本は、前半2番で幸先良くバーディ。その後は6番でも「ティショットをうまく打てて、バーディパットもすごく切れるラインでしたが、うまく沈めることができました」とスコアを伸ばし、ボギーなしの2アンダーでハーフターンした。
目標スコアは4日間で『20アンダー』に設定。さらに伸ばしたい後半だったが、ここからガマンのゴルフが続く。「調子は良かったのですが、コースに行くといいアドレスができない。そこは調整不足だなと思います」。感触は悪くないものの、結果に結びつかないもどかしさを感じながらのラウンドとなった。
そのもどかしさの一因は、右鎖骨と右肩に感じる痛み。「ケア不足というのもあるかもしれない」と、思わぬ違和感に悩まされることになったが、それでも3アンダーにまとめホッと一息。「少ないチャンスをものにできた。ミスショットしたところでもパーを拾うというゴルフができたので、すごい成長だなと感じています」。最低限の結果に及第点をつけた。
先週は難コースで全体的にスコアが伸び悩むなかでの4位。今週はバーディ合戦必至のコースで、「集中力が散漫になりやすいけど、キャディさんが自分のショットに集中するよう毎ホールアドバイスをくれたので」と気持ち悪さが残るなかでも崩れることなく、上位進出が見える位置に踏みとどまった。
調子と結果が結びつかないなか「なんでだろう?」という気持ちを感じながらのラウンドでも、最後は気持ちよくバーディ締め。「しっかり調整して、明日はいい流れを」と気持ちも前向きだ。前日に続きこの日もツアー帯同のトレーナーのところに向かいケア。回復の兆しも見えてきた。不安を一つずつ取り除き、まずは予選を好位置で通過し今週も優勝争いに絡みたい。
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