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「ピンチが多すぎて」松山英樹は寄せワン9回 しぶとく耐えて首位と5打差

<全米プロゴルフ選手権 3日目◇7日◇TPC ハーディング・パーク(米国カリフォルニア州)◇7234ヤード・パー70>
首位との5打差を詰め切れずに3日目を終えた松山英樹。3バーディ・2ボギーの「69」と1つスコアを伸ばすにとどまり、トータル4アンダー・18位タイで最終日に入る。
ガマンの多い1日となった。この日のパーオンは7ホールのみで、グリーン周りから寄せてパーを拾うシーンが目立った。中盤までは「久々に良かったので、ティショット、セカンドに負担がかからずできた」という絶妙なアプローチ、バンカーショットでパーを拾いまくった。
耐えに耐え、10番までに2バーディ。この時点で首位と2打差まで詰め寄ったが、終盤にさしかかろうというあたりから、ティショットがラフにつかまり始めた。
13番パー4ではラフを渡り歩き、パーパットは3.5メートル。これがカップに蹴られスコアを落とすと、続く14番パー4でもティショットをラフに入れ、3打目のアプローチもミス。「ピンチが多すぎて拾えないところもあった」と、連続ボギーでスタート時の3アンダーに後戻りした。
バーディが獲りやすい16番、17番もパーに終わり、迎えた18番。2日目にバーディを奪った相性のいいホールでティショットを323ヤード飛ばすと、セカンドはピン奥4メートルの位置へ。これを沈めてなんとかアンダーパーでのホールアウト。「気持ち的にすごく助かりました」というバーディ上がりで、なんとか踏みとどまった。
初のメジャー制覇に向けてはビッグスコアが必要となったが、「自分が思う理想のゴルフができればまだチャンスがあるのかな」と、残り18ホールにすべてをかける。上位陣が僅差でひしめき、メジャーらしい難易度高めのコースセットアップが予想される最終日。最後の力を振り絞り、栄冠を目指す。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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