PGAツアープレーオフシリーズ第1戦の「ザ・ノーザン・トラスト」をフェデックスカップ・ポイントランキング1位で迎えるJTことジャスティン・トーマス(米国)が、タイガー・ウッズ(米国)とともに練習ラウンドした「全米オープン」(9月17〜20日)の開催コース、ニューヨーク州のウイングド・フットGCについて語った。
「ものすごく難しい。だけどすごく気に入った。これまでプレーしたコースの中でもっとも素晴らしいコースの1つ」と興奮気味に語った。
JTとタイガーは今週初め、ザ・ノーザン・トラスト入りする前にドライブで約3時間のウイングド・フットGCに立ち寄り、2ラウンドをプレーしたという。
「各ホールはすべてが目で確認できて、何も隠されていない。トリッキーなところがない。ティに立って、(グリーンが)490ヤード先。フェアウエーはかなり狭く、グリーンはものすごく難しい。多くのホールがそんな感じだ」とJT。
これまで全米オープンは5度出場しているが、「最高の全米オープンコース」と評し、「距離が長く、フェアウェイは狭いしラフはものすごく深くて、グリーンが難しい」とどうやら従来の全米オープンらしいセッティングが準備されているようだ。
現在世界ランキング2位、ツアー通算13勝を挙げ、メジャーは2017年の「全米プロゴルフ選手権」に勝利しているが、目標にメジャー2勝目を掲げる。「問題はメジャーにピークをどう合わせるか」で、「メジャー前週はプレーしない」のが通常のスケジュールだ。
しかしメジャー第1戦の全米プロでは前週の世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC-フェデックス・セントジュード招待」をプレーし、そのまま全米プロへ移動。フェデックス・セントジュードに勝利したが、全米プロは初日から波に乗れずに37位タイで終えた。
「全米オープンで同じミスをしたくない。しっかりとコースチェックできてよかった」とメジャー2勝目へ準備は着々と進んでいる。(文・武川玲子=米国在住)
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