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河本結の全英対策は“英語”と“気持ち”「風にぶつけていくのか、風に乗せていくのか、潔さが大事」

＜AIG女子オープン 事前情報◇18日◇ロイヤル・トゥルーンGC（スコットランド）◇6649ヤード・パー71＞
河本結にとって初めての海外メジャーとなる「AIG女子オープン」が20日に開幕する。火曜日は渋野日向子と練習ラウンドを行い、最大25メートルの強風が吹くというコースをチェックした。
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米国女子ツアーが再開した「LPGAドライブ・オン選手権」から、今週で4週連続の試合になる。米国オハイオ州で2戦した後、スコットランドに渡って2戦というスケジュールだ。前週の「アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン」では予選落ち。「精神的にきつい時間が続いていたので、ゆっくりすることができました。自分の想像している以上に、疲れや苦しさを感じてきていたので、うまくリフレッシュする方法を見つけていかなきゃいけないと思います」と振り返る。
疲れを感じている原因は、長距離の移動だけでなく、いま力を入れて習得しようとしている英語にもある。「一度言われたことを考えないといけないので、すごく頭を使うんです。英語もゴルフみたいに調子が良いときと悪いときがある。ここを乗り越えれば、ゴルフでも精神的にも、もう一段ズバ抜けて強くなれる気がするので、苦しいですけどチャレンジしていきたいと思っています」。
英語に苦戦しているという意味では、この試合では同世代の日本人選手が多数参加することも河本にとってプラスに働きそうだ。「目を見ながら日本語でしゃべる機会がなかったので、シブコと練習ラウンドしたり、（稲見）萌寧としゃべったり。そういう時間がパフォーマンスを上げてくれる。日常生活でストレスとか苦しさを感じていたので、それが少し解き放たれて今週は良いスコアが出せるんじゃないかと自分に期待しています」。
会場のロイヤル・トゥルーンGCについては、芝とリンクス特有の強風を警戒している。「テレビで見るとすごく簡単に見えるんですけど、実際は小さな芝の違いだったり、細かなアンジュレーションがフェアウェイにものすごくある。毎ショット毎ショットを100％の力で打っていかないと、良いスコアは出ないと思います」と警戒心は強い。
風に対しては、「一番大事だなと思うのは、自分の気持ちを強く持って打つこと。悩んで中途半端に『こうでいいかなー』とショットを打つと、スコアはすぐにボロボロボロって崩れていくと思う。風にぶつけていくのか、風に乗せていくのか、風のイメージに対して自分がどういうショットをするか、潔さが大事になってくる。そうすれば良い順位でフィニッシュできると思います」と技術よりも精神面を挙げた。
強風対策として、スイングを変えずに低い球を打てるドライバーをバッグに入れて、初めての海外メジャーに挑む。河本らしい強い気持ちを感じるプレーを期待したい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>