<ザ・ノーザン・トラスト 2日目◇21日◇TPCボストン(米マサチューセッツ州)◇7308ヤード・パー71>
米国男子ツアー、プレーオフシリーズの第1戦「ザ・ノーザン・トラスト」の2日目の競技が終了。ダスティン・ジョンソン(米国)は出だしの1番からバーディ、イーグル、バーディ、イーグル、バーディと、5ホールで7つ伸ばすロケットスタートを決めると、その後も5つのバーディを奪って、「60」の大爆発でトーナメントリーダーに躍り出た。
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トータル15アンダーのジョンソンと2打差の2位タイに浮上したのは、昨シーズンの米下部コーン・フェリーツアー賞金王、24歳のスコッティ・シェフラー(米国)。ジョンソンのスコアの上回る12バーディ、ボギーなしの「59」のラウンドでトータル13アンダーとして、72位タイから一気に70人を抜き去った。
ジョンソンとシェフラーといえば、2週前の「全米プロゴルフ選手権」の最終日最終組で一緒に回った2人。最終的にジョンソンは2位タイ、シェフラーは4位タイに終わり、コリン・モリカワ(米国)に主役の座を奪われている。
シェフラーと同じトータル13アンダー・2位タイには、首位タイからスタートしたキャメロン・デービス(オーストラリア)。トータル12アンダー・4位タイにはダニー・リー(オーストラリア)とハリス・イングリッシュ(米国)、予選2日間ノーボギーの「65」、「65」と好調のルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)がつけている。
松山英樹はこの日スコアを2つ伸ばしてトータル3アンダー・58位タイ。カットラインギリギリで決勝ラウンドに進んでいる。タイガー・ウッズ(米国)とローリー・マキロイ(北アイルランド)も松山と同じトータル3アンダーでなんとか予選を通過し、週末を迎える。
全米プロ覇者のモリカワは、「72」とスコアを落とし、トータル1オーバーでキャリア2度目の予選落ち。それでも3勝を挙げている勝利数よりはまだ少ない。平均飛距離320ヤード超えの飛ばし屋、ブライソン・デシャンボーもトータルイーブンで予選落ちしている。
また、フェデックスカップランキング67位のフィル・ミケルソン、同100位のジョーダン・スピース(ともに米国)は、この試合に予選落ちしたことで、ポイントランキング70位以内に出場権が与えられる「BMW選手権」へ進めず、プレーオフシリーズから姿を消すことになった。一方、同109位のジャスティン・ローズ(イングランド)は、最終ホールをバーディとして、トータル3アンダーで予選を通過。次週へ首の皮一枚つながった。
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