<ザ・ノーザン・トラスト 最終日◇23日◇TPCボストン(米マサチューセッツ州)◇7308ヤード・パー71>
「いいショットもいいパットもあったけど、悪いところもあってなかなか伸ばせるようなゴルフではなかった」と最終日を振り返った松山英樹。出だしの1番からボギーが先行し、終わってみれば4バーディ・3ボギーの「70」とスコアを一つ伸ばすにとどまり、トータル10アンダーの29位タイで大会を終えた。
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前日は「65」のラウンドで一気に順位を上げたが、この日は出入りが激しく苦戦した。「コースに対してなかなか思うようにプレーできないというか…」と戸惑いのなかでのプレー。絶好調とはいかず、スコアメイクに苦しんだ。
パッティングについても好不調の波がラウンド中にも訪れるなど、波に乗れない時間が続く。「すっといい感じで構えられたところではいいパッティングができているけれど、そうでないところでは、最後のパットもそうだけど、そういうときにミスが結構続いているので、そこがなんでなのか少し考えたい」。最終ホールも1メートルを外しパーに終わるなど、ここぞというときの決定力がうまく機能していない。
ショットについては手応えを感じつつあり、「一時期の悪い時よりは良くはなっていると思うので、これがどういう感じになっていくかすごく楽しみ。早く優勝争いできるような位置でプレーしたい」と前向きだ。
その理由はミスの傾向。「PGA(全米プロ)までのミスがずっと右だった。今週は左に行くミスしか出ていないので、そういう意味では変わっているというところで、これをどうやってもっと枠内というか、精度の高いショットを打てるかなというところで、そういう意味ではいい1週間だったと思う」と、今後の取り組み方も見えてきた。
来週はプレーオフシリーズ2戦目で最終戦の「ツアー選手権」に向けて大事な試合。今大会を終えてのフェデックスカップ・ポイントランキングは18位。次週終了時点で同30位以内が最終戦出場の条件。「しっかり頑張らないとあぶないので、いい状態で最終戦まで行けるように、優勝争いができれば最高です」と気合を入れ直した。
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