<ニトリレディス 事前情報◇26日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>
注目ルーキー2人が、プロとしては初めてとなる“難関”小樽カントリー倶楽部に挑む。
アマチュアとして出場した昨年大会で、優勝争いのすえ4位でローアマを獲得した安田祐香は、「やりがいがある」というコースでのプレーを楽しみに待つ。
1年前は、3日目の15番グリーン上で、雷雲接近のため突然2時間15分の中断に。するとその後パーパットを外し、さらに16番では池ポチャのダボ。中断でリズムを崩して最終結果に響く悔しい思いもした。この時のことを思い出すと「(雷は)一生忘れません」と笑ったが、「(コース自体は)いいイメージ。すごく難しいし、狭いホールもあるけど、ショットがよければバーディは獲れる」と自信を示した。
前戦のホステス大会「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では予選落ち。しかし「スイングの形を意識しすぎて、(クラブをしっかり)振れていなかった。スイングスピードを重視したら、今は悪くないです」と原因は修正済みだ。「2日連続でビッグスコアがでるようなコースではない。1日は(スコア)60台で回りたいですね」とその意気込みを話した。
一方、プロデビュー戦から2試合連続で最終日最終組に入る活躍を見せている西郷真央も、昨年に続いての出場となる。高校3年生だった1年前は30位タイという成績。「今年は去年よりもラフが短い。その分、コースを広く考えて、しっかり振れると思うとやりやすい」と、練習ラウンドでその攻略法をイメージした。
技術面以外でも、準備を進めた。「風が吹くので低い球を打てるように」と、開幕から2試合とも入れていた7番ウッドを抜き、今大会は4番ユーティリティをバッグに入れる。また今大会では普段、申ジエ(韓国)の専属キャディを務める齋藤優希氏とタッグを組んだ。「練習ラウンド中はコースマネジメントについて学ぶことができました。申ジエさんのプレーが好きなので、勉強になります」と、心強い味方も得た。
ツアー屈指の高速グリーンに対して、昨年は「なかなかタッチを合わせることができなかった」と満足いく結果を残せなかった。そこには今年も警戒しつつも、ショットに関しては、しっかりと調整できた。軽井沢の最終日に出たブレも「原因は分かっていたので、(修正を)実行に移すだけでした。練習ラウンドでよくなってきました」と、自信を持って初日を迎えられる。
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