<ゼビオグループレディストーナメント 最終日◇27日◇ボナリ高原GC(福島県)◇6304ヤード・パー72>
昨年のプロテストに合格した宮田成華は、スポンサー推薦を受けた16人のJLPGA会員で争われる2日間トーナメント「ゼビオグループレディストーナメント」で、トータル5アンダーまでスコアを伸ばして3位タイに食い込んだ。ステップ・アップ・ツアー開幕戦、「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」の11位タイに続いて好調をキープしている。
ゼビオグループレディース2日目は「70」というスコアで、目標としていた「66」には届かなかった。スコアを伸ばしやすい前半のアウトコース。3番パー5でOBを打ってボギーが先行し、スコアが伸び悩んだ。
「3番のOBは、良い当たりで良いショットだったんですけど、ちょっと風の読みが甘かった。全体的に見てショットはそんなに悪くないですし、やっぱり段の上にピンが切ってあったときに、少しのところで足りずに落ちてしまったり、同じ段に乗せきれないホールが何個かあった。そういうところがもったいなかったと思います」と悔やんだ。
次戦は推薦で国内女子ツアーの「ゴルフ5レディス」(9月4〜6日)に出場する。宮田は前年度の最終プロテスト合格者の権利によって、今季のステップ・アップ・ツアー出場権を持つが、QTランキングは185位のため、レギュラーツアーへはほぼ推薦での出場となる。「ゴルフ5は小技かなと思っているので、試合会場に入ったら、グリーンとグリーン周りをしっかりチェックをしながら、少しでも上位に食い込みたいと思います」と、自身のレギュラーツアー今季初戦の目標は控えめ。2021年まで続く長いシーズンをじっくり戦おうという気持ちがある。
「去年プロテストに通ったことで、若干心に余裕ができて、気持ち的に落ち着いている。そういうところは去年よりも余裕を持ってできるんじゃないかと思います」と宮田はいう。3度プロテストに失敗して4度目の挑戦となった昨年、合格ラインギリギリで受かって涙した。自分の現在位置はよく分かっている。
「私はまだツアー優勝が1度もないので、ステップで早く1勝をしたい。ステップもレベルが高いので、勝てたらすごく自信になると思います」。プロ同期の笹生優花や西郷真央は早くもレギュラーツアーで結果を残しているが、宮田に焦りはない。「私も頑張ります」とマイペースで出世を目指す。
<ゴルフ情報ALBA.Net>