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ZOZO米国開催　世界トップ選手ら出場の可能性は？

予想はされていたが、現在も続く新型コロナウイルス感染拡大の影響で「ZOZO Championship」の日本開催は断念。候補に挙がっていた米国カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の名門、シャーウッドCCでの開催が決まった。先週は、「CJカップ」のラスベガス開催が発表されたばかりで、ZOZOもいよいよと注目されていた。
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昨年、PGAツアー初の日本開催でタイガー・ウッズ（米国）が優勝。練習日からあれだけのファンが集まり盛り上がった大会だったから、日本のファンにとってはとても残念な発表となったのだが、逆にPGAツアーにとっては秋に西海岸で3戦が続けて開催できることとなり、「久しぶりの良いニュース」として捉えられている。
「CJもZOZOも韓国、日本でのビジネス展開だから、米国での開催には大きなハードルがあった。しかし最後は彼らが大きな理解を示してくれたことにとても感謝している」とPGAツアーの国際部門バイスプレジデントのタイ・ボトー氏も両スポンサーに感謝した。
これで10月は、8〜11日にラスベガスのTPCサマリンで「シュライナーズ・ホスピタル・フォー・チルドレン・オープン」、15〜18日にCJカップが同じくラスベガスのシャドークリークで開催。そして翌週はロサンゼルス郊外でZOZO、さらにそして2週間後には「マスターズ」が控えている。
今回の変更を受け、「今年のスケジュールでは、これまでアジア戦には参戦しなかった選手、たとえばジョン・ラームなどがマスターズに向けていくつか出場してくる可能性は大いにある」と米メディアは伝えている。
シャーウッドCCはロサンゼルス郊外のサウザンオークスにある超プライベートコース。ジャック・ニクラス設計で、過去にはウッズが主催するワールドチャレンジが5回開催され、ウッズには慣れ親しんだコース。その以前にはグレッグ・ノーマン（オーストラリア）の「シャーク・シュートアウト」、シニアのチャンピオンズツアーも開催されている。
またNHL（全米アイスホッケーリーグ）のレジェンド、ウェイン・グレツキーがメンバーとして名を連ねる。ちなみにダスティン・ジョンソン（米国）のパートナー、ポーリーナさんはグレツキーの娘でもあるから、現在世界ランキング1位のジョンソンの出場も見込まれる。
出場選手は日本開催と同様78名で予選落ちはなし。うち60名が今年のフェデックスカップ・ポイントランキングの上位で、10名は日本ツアーから選出される。8名の推薦枠があり4人はPGAツアーから、3人が日本ツアーから、残る一人は制限なしとなっている。（文・武川玲子=米国在住）
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