今季最終戦の開幕を前に、2020-21シーズンのスケジュールが発表され、6メジャー大会を含む50試合という“スーパーシーズン”となることが分かった。
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今年は新型コロナウイルス感染拡大で中止、もしくは延期となった14大会も含まれ、9月には「全米オープン:、11月には「マスターズ」が開催されるが、21年にももちろん全米オープン、マスターズはそれぞれ行われる。7月にはオリンピック、9月には今年から延期となった「ライダーカップ」も開催される。
「もしゴルフファンならこれはドリームシーズン。50試合に加えてオリンピックも開催されるのだから、すばらしい1年になる」とPGAツアーのジェイ・モナハン会長。
今年は3月のツアー中断以降、中止、延期が相次ぎ「スケジュールを編成するのはいつも大変だったが、この数カ月はネガティブなことばかりが起こり、試合開催の有無を決めることも含めて本当に大変だった」と吐露する。
20-21シーズンは来週の「セーフウェイ・オープン」(米国カリフォルニア州ナパバレー)から開始。アジアで開催されるはずだった「CJカップ」と「ZOZO Championship」は米国内の開催に変更となった。
初春のフロリダシリーズで大きく変わったのは「ホンダ・クラシック」が3月18〜21日となり「ザ・プレーヤーズ選手権」の翌週開催となり、「バルスバー選手権」は5月第1週に行われる。
また6月のツアー再開以降は行われていなかったプロアマ戦も「コラレス・プンタカナ リゾート&クラブ選手権」(9月21〜27日、ドミニカ共和国)から開始。「すでに下部のコーン・フェリー、シニアのチャンピオンズでは行われているが、ドミニカから再開する」とモナハン会長。また各トーナメントで地域によって異なる環境に応じるとしながら、「ノーマルな状態に近づけたい。ノーマルというのはファンがコースに来られることだ」とした。
ツアー再開以降、選手、キャディらから陽性反応も確認されているが重症化もせずツアーは無事に大会が続いている。
「各トーナメントにとってプロアマ戦がとても重要なイベント。「ファンがコース入る時期は…、我々が安全だと思う時期にしたい。ウイルスがまだ活動中で安心できる状態ではないから具体的な時期を設定するのは難しいが。まずはプロアマ戦が無事に行われるかしっかりと様子を見て、その後ファンをコースに戻すことを考えている」と前向きなコメント。少しずつだがノーマルな日々の復活へと向かっている。(文武川玲子=米国在住)
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