2019-20シーズン最終戦、「ツアー選手権」の開幕前日、ローリー・マキロイ(北アイルランド)がインスタグラムで第一子となる女の子が無事誕生したことを発表した。
生まれたのは8月31日、午後12時15分。自宅のあるフロリダ州のジュピターメディカルセンターでエリカ夫人が出産。“ポピー・ケネディ・マキロイ”と名付けられた。
マキロイは先週の「BMW選手権」の週末まで、エリカ夫人が出産を控えていることを公表せず、一部の親しい友人らにだけ知らせていた。夫人が出産に向かうとすぐさま大会を棄権して駆けつけるつもりで、キャディがラウンド中も携帯電話を手放さなかったと告白している。またもし最終戦までに誕生しなければ「これから僕がツアー選手権を戦う事は何度もあるけれど、第一子の誕生は一度しかない」と欠場の可能性も示唆していた。
マキロイは夫人が小さなベイビーの手をつなぐブラック&ホワイトの写真も公開、「彼女は僕たち夫婦の宝物」とコメントし、「ジュピターメディカルセンターのスタッフたちとドクターにものすごく感謝している。素晴らしいケアだった」と綴った。
マキロイの発表にリッキー・ファウラー、ジャスティン・トーマス、ブルックス・ケプカ(いずれも米国)、そして自身もママになったばかりのミッシェル・ウィー・ウエスト(米国)らツアー仲間が次々にお祝いのメッセージを寄せている。
パンデミックの最中の出産となったが、母子ともに健康。これでマキロイは安心して最終戦に臨むことができそう。今のところマキロイのスタート時間はキープされたまま。16年、19年の年間王者でもあるマキロイはフェデックスカップ・ポイントランキング11位で3アンダー、トップのダスティン・ジョンソン(米国)と7打差からスタート。ボーナス1500万ドル(約16億円)をかけて3度目の王者目指す。(文・武川玲子=米国在住)
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