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“イーグルは最良の薬”にあらず　笹生優花の独特なゴルフ観

＜ゴルフ5レディス 初日◇4日◇GOLF5カントリー みずなみコース（岐阜県）◇6571ヤード・パー72＞
国内女子ツアー史上初となる初勝利からの3戦連続優勝がかかる笹生優花は、初日を1イーグル・1バーディ・2ボギー。首位の葭葉ルミと6打差の1アンダー・39位タイで滑り出した。
これが“女タイガー”笹生優花のドライバースイング【連続写真】
「ティショットがよくなかった」と序盤の2番、さらに6番とボギーが2つ先に来る展開となったこの日のラウンド。それでも7番で3mを決めてこの日初バーディを奪うと、折り返し直後の10番では残り210ヤードを4番ユーティリティで1m以内につけイーグルを奪い、スコアをまとめた。
「毎回優勝するのは簡単ではないし、自分はそこまでの自信はありません。まずは目標である予選通過が大事。それを考えて（2日目も）頑張りたい」。“V3”は意識することなく、まずは3日間を戦い抜くことを念頭に置く。
ラウンド後の言葉を聞いていると、考え方も並みの19歳とは思えない。イーグルを振り返った際にも、「気分はいいですが、それで調子が上がるということはない。いくつバーディやイーグルを獲っても、1つのボギーで流れは変わります。イーグルを獲って、ショットが直るわけではないので、気を付けるところは気を付けるだけです」。この規格外のルーキーには、イーグルすらも“最良の薬”とはならない。
今週は前述した「予選通過」と「楽しむこと」が目標。「ボギーもダブルボギーもパーを獲ることもゴルフ。きょうはあまり（内容が）良くなかったけど、それもゴルフなので楽しかったですね」。2日目は午前7時の第1組でスタートとなる。こんな独特のゴルフ観を持って進めていくラウンドで、最終日最終組にどこまで近づくことができるか？
<ゴルフ情報ALBA.Net>