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星野陸也、悩みに悩んだ新1Wの投入は「貢献したいという思い」【勝者のギア】

＜フジサンケイクラシック　最終日◇6日◇富士桜カントリー倶楽部（山梨県）◇7566ヤード・パー71＞
男子ツアーの国内開幕戦「フジサンケイクラシック」は、若手が終盤に猛追を見せ、今平周吾、時松隆光、佐藤大平らが競り合う大混戦。その中で抜け出したのが、星野陸也の5組前からスタートした堀川未来夢で、トータル9アンダーで先にホールアウト。最終組の星野とのプレーオフに突入した。
1ホール目を分けると雨足が強まりだした。「未来夢さんはセカンドショットがうまいし、ティショットも曲がるタイプじゃない。自分の持ち味は飛距離。それで圧倒しないといけない」と1Wを握ってティショットでリードをとる星野。2ホール目は堀川が先にボギーで上がり「大チャンスだった」と振り返った5mのパーパットだったが、これがカップに蹴られ3ホール目に突入した。
再び1Wを振ったティショットはフェアウェイを捉え、2打目で堀川よりも内側につける。バーディパットを逃した堀川がじっと見つめる前で、星野は約7mのバーディパットを沈めてガッツポーズ。「めちゃくちゃ、めちゃくちゃうれしいです！」と、先輩の猛追を振り切っての優勝をつかみとった。堀川も笑顔で後輩の勝利をたたえた。
大会中カギとなったドライバーだが、実は初日の朝に悩みに悩んだ末、スリクソンの新作『ZX7』へと変更していた。
「コロナ期間でしっかりテストして厳選していて、この1Wは使えるって。エース以上か同じくらいの感じだけど、フェースの向きが気になってすごい迷ってて。でも松山さんがPGAで使ったのもありますし、スリクソンの選手として新しい1Wで優勝したらカッコいいなと思っていたので、悩みに悩んで貢献したいという思いもあって直前で決めました。
出球の高さが高いので、飛距離も多少伸びています。操作がすごくしやすい、そこが大きかったですね。球を上げやすいのと、操作しやすい。自分は操作しやすいドライバーじゃないと絶対に使えないけど、今週はドローとフェードが全部思い通りに打てました」（星野陸也）
ちなみに松山英樹も米国男子のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」3日目に、『ZX7』へと変更をしていた。スリクソン『ZX』シリーズへと移行した国内男子選手は、香妻陣一朗、出水田大二郎、稲森佑貴、塚田陽亮、池田勇太らが確認できている。
【星野陸也の優勝ギア】
1W：スリクソンZX7（9.5°/クロカゲXT70X/45インチ/D2）
3W：テーラーメイドM2 TOUR（16.5°/クロカゲXD70X）
5W：スリクソンZ-TX（18°/ディアマナahina70X/42インチ/D2）
3I：スリクソンZ585（DG X100/D2）
4I〜PW：スリクソンZ945（DG X100/D2）
AW：クリーブランドRTX3ブレード（52°/DG X100/D1）
SW：クリーブランドRTX3ブレード（59°/DG S400/D1）
PT：オデッセイWHITE RIZE iX ＃3SH
BALL：スリクソンZ-STAR XV6プレミアムホワイト

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