1500万ドル、日本円にして約16億円!なんとも信じられないようなビッグマネーが年間王者の得るボーナス。しかし毎週、優勝賞金が100万ドル、1億円を超えるPGAツアー選手にとってはどんな意味があるのだろうか?
このビッグマネーを手にしたのはDJことダスティン・ジョンソン。ツアー選手権に11度目の出場でようやく王者に就いた。
DJにとっての1500万ドルの意味は?
「2007年にPGAツアーの最終戦予選会で初めて賞金をもらった。そのときの小切手が(14位で)2万5千ドル(約265万円)だったのを覚えている。なんだが急にお金持ちになった気分だった。銀行には200ドルくらしか入っていなかったのだから」と振り返った。
そして08年の年明けに最初に出た試合、ソニーオープンで10位に入ると「10万ドル(
11万3千ドル、約1200万円)くらい貰った」と今も記憶する。
それから13年、DJの生涯獲得賞金は現在6750万ドル、何と日本円で71億円以上。これにはフェデックスカップのボーナスは含まれていない…。
「こんなにたくさんのボーナスを寄贈してくれたフェデックスにとても感謝している。でも今はお金じゃなくて、トロフィーのために戦っている」とDJ。もはや1500万ドルはDJの人生や暮らしを変えるものではないのだ。
ちなみにフェデックスカップのボーナスは総額で6000万ドル(約65億円)。2位のジャスティン・トーマスとザンダー・シャウフェレはそれぞれ450万ドル(約4億7千万円)、15位の松山英樹は58万2500ドル(約6170万円)を獲得している。(文・武川玲子=米国在住)
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