<デサントレディース東海クラシック 2日目◇19日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6456ヤード・パー72>
「デサントレディース東海クラシック」2日目のラウンド後に、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が唯一公認する毎年恒例のドライビング女王コンテストが開催された。“飛ばし自慢”の女子プロ12人によって、全組ホールアウト後の1番ティで繰り広げられた。
これが270ヤードかっ飛ばしたスイングだ!【写真】
優勝したのは今季2勝を挙げているルーキーの笹生優花。1打目に「逆光でまぶしくてひっかけた」ものの、左のファーストカットに収まり出場選手唯一となる270ヤードを記録。ドラコン競技初出場ながら見事栄冠を手にした。
最初は「恥ずかしい」という理由から出場を見送ろうとしていたという笹生。だが、初日に同組で回った上田桃子らから「出た方がいいんじゃない?」と言われ「出なくちゃいけないのかな」と出場を決意。終わった後は「楽しかったので良かったです。優勝もできてうれしい」と白い歯をこぼした。
2位となったのは3連覇のかかっていた穴井詩。順番を待っているときから何度も素振りを繰り返すなど気合い十分だったが、笹生の記録には1.9ヤード届かず。「残念ですが、全力でやったので悔いはないです」と清々しい表情で語った。
3位は笹生と同じくルーキーの河野杏奈。打つ前は「すごく緊張しています」と話していたが、2球目に268ヤードのビッグドライブ。「フェアウェイに行ってホッとしています」と謙虚な姿勢で振り返った。
今季5年ぶりの優勝を挙げて、ドラコンでも女王返り咲きが期待された渡邉彩香は1球目がラフにいった影響もあり251.2ヤード。「3位を目指します」と謙虚な目標を掲げていた昨年のドライビングディスタンス3位の松田鈴英は250ヤードどまりだった。(文・秋田義和)
【ドライビング女王コンテスト・成績と使用ドライバー&ボール】
■1位:笹生優花(270ヤード)
D:テーラーメイド『M5』(10.5度)/ S:I.S.T『IMIDE AND SUNS』(45.5インチ、S)/ B:タイトリスト『PRO V1』
■2位:穴井詩(268.1ヤード)
D:キャロウェイ『エピックフラッシュ』(8.5度)/ S:三菱ケミカル『テンセイ CK60 オレンジ』(45.25インチ、S)/ B:タイトリスト『PRO V1X』
■3位:河野杏奈(268ヤード)
D:PING『G400 MAX』(8.5度)/ S:グラファイトデザイン『ツアーAD DI5』(45インチ、S)/スリクソン『Z-STAR XV』
■4位:山城奈々(254.8ヤード)
D:キャロウェイ『マーベリック』(8.5度)/ S:グラファイトデザイン『ツアーAD DI5』(45インチ、S)/ B:スリクソン『SRIXON X2』
■5位:渡邉彩香(251.2ヤード)
D:ブリヂストン『J015』(9.5度)/ S:グラファイトデザイン『ツアーAD PT6』(44.75インチ、X)/ブリヂストン『TOUR-B X』
■6位:松田鈴英(250ヤード)
D:ブリヂストン『TOUR-B X』(10.5度)/ S:フジクラ『スピーダー569 EVO VII』(45インチ、S)/ブリヂストン『TOUR-B X』
■7位:宮田成華(247ヤード)
D:キャロウェイ『マーベリック』(10.5度)/ S:フジクラ『スピーダー661 EVOLUTION VI』(45インチ、S)/ B:タイトリスト『PRO V1』
■8位:服部真夕(242ヤード)
D:PING『G400』(8.5度)/ S:グラファイトデザイン『ツアーAD VR5』(45インチ、S)/ B:タイトリスト『PRO V1』
■9位タイ:脇元華(239.1ヤード)
D:テーラーメイド『SIM MAX』(9度)/ S:フジクラ『Speeder 569 TR』(45.5インチ、SR)/ B:スリクソン『SRIXON X2』
■9位タイ:エイミー・コガ(239.1ヤード)
D:キャロウェイ『マーベリック』(9度)/ S:TRIAS『BASILEUS60』(45インチ、S)/ブリヂストン『TOUR-B X』
■11位:古江彩佳(223.2ヤード)
D:ブリヂストンゴルフ『TOUR-B XD3』(10.5度)/ S:フジクラ『Speeder 569 TR』(44.5インチ、S)/ B:ブリヂストン『TOUR-B XS』
■記録なし:山本景子
D:テーラーメイド『SIM』(8.5度)/ S:三菱ケミカル『テンセイ CK60 オレンジ』(45.25インチ、S)/ B:タイトリスト『PRO V1X』
※ドラコン用のセッティングもあり