<コラレス・プンタカナ リゾート&クラブ選手権 初日◇24日◇コラレスGC(ドミニカ共和国)◇7666ヤード・パー72>
昨年6月に行われた「トラベラーズ選手権」で、プロ転向まもない4人のルーキーが揃って会見に臨んでいた。その4人とはコリン・モリカワ、マシュー・ウルフ(ともに米国)、ビクトル・ホブランド(ノルウェー)、そしてジャスティン・ソ(米国)だ。同大会は新人に積極的に推薦出場を与え、道を開くことでも知られている。
超個性的!マシュー・ウルフのドライバースイング連続写真
あれから1年3カ月が過ぎ、モリカワ、ウルフ、ホブランドの3人はそれぞれツアー勝利を挙げた。さらに「全米プロ選手権」で勝ったモリカワはすでにメジャーチャンピオンで、ウルフも先週の「全米オープン」で優勝争いを演じた。
すっかり差をつけられてしまった感のあるソだが、今週の「ザ・コラレス・プンタカナリゾート&ゴルフ選手権」の初日に1イーグル・6バーディ・3ボギーの「67」と活躍。5アンダーで首位と2打差の7位タイと好発進した。
カリフォルニア州サンホセ出身の23歳は、南カリフォルニア大(USC)から2019年にプロ転向を果たした。しかし残念なことにプロ転向直後から、左手首を痛め予選落ちが続く日々を送った。そしてPGAツアーラテンアメリカを戦いながらPGAツアーにも出場し、ツアーカードを得るチャンスをうかがっている。
「コリンもマシューもビクトルもどんどん先に進んでいる。僕は…手首の故障でなかなかうまくいかなかったけれど、負担がかからないスイングに改造したから、もうケガを心配しなくてよくなった」
モリカワらの大活躍を、「大学時代に一緒に戦ってきた彼らがメジャーで活躍するのを見るのは素晴らしいこと」と話し、そして「僕も試合でうまくかみ合うことが必要だ」と足下を見つめる。
現在世界ランキングは885位。好発進した今大会でチャンスを生かすことができるか? 2日目以降のプレーにも注目したい。(文・武川玲子=米国在住)
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