先週、ドミニカ共和国で開催されたPGAツアーの「コラレス・プンタカナ・リゾート&クラブ選手権」ではプロアマ戦が実施され、シニアのPGAツアー・チャンピオンズ、下部のコーン・フェリーツアーでもそれぞれプロアマ戦が復活している。
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今週の「サンダーソンファームズ選手権」では縮小して9ホールのプロアマ戦が行われた。
本来はプロアマ戦の組み合わせを決める前夜祭で参加する人全員にウイルス検査を実施し、「さながらコロナ検査パーティー、テストを受けてから15分後には検査結果が出て全員が陰性だった」とトーナメントディレクターのスティーブ・ジェント氏が発表した。
水曜日にはディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ムニョス(コロンビア)ら数名のプロが参加。アマチュアはキャディをつけずに手引きカートで9ホールをプレーした。
同大会のプロアマ戦出場権はパンデミックが始まる前にすでに売り切れ。苦慮したトーナメントディレクターはキャディを使わず人数制限、9ホールのみにすることでツアーから承認を得たという。「いつもとは違うプロアマだったが、すばらしい時間だった。僕のキャディがアマチュアのぶんもバンカーならしをしなければならなかったけれどね」とムニョス。
地元の大会主催者にとってはプロアマ戦、観客、コーポレートテントは大きな収入源。同大会は2016年には160万ドル(約1億6800万円)を地元のチャリティーに寄付している。「観客動員ができないが、このプロアマ戦で少しでも基金が集まる。地元にとっては重要なこと」とジェント氏。色々な工夫がされて大会が進んでいる。(文・武川玲子=米国在住)
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