<ショップライトLPGAクラシック 2日目◇2日◇シービュー・ドルチェホテル ベイC(ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>
2週前の「キャンビア・ポートランド・クラシック」では予選落ち。思うようにいかない現状に「早く日本に帰りたい」と漏らしていた河本結だったが、今大会では、2日間をトータル2アンダー・45位タイで2戦ぶりに予選通過を果たした。
先週のオープンウィークには、畑岡奈紗、山口すず夏、小平智の男女米ツアー参戦組でラウンドを行い、「なっさー(畑岡)も悩んでいることがあるんだな。自分はまだまだだなと思いました」と気持ちを立て直した。大会前には「皆さんに心配をかけたので、私は元気で頑張りますというのをプレーで見せたい」と意気込みを語っていた。
この第2ラウンドは、パー3を除く14ホール中11ホールでフェアウェイをキープし、パーオンできなかったのは1ホールだけとショットが好調だった。「ドライバーがすごく安定していたので、フェアウェイのいいところから打てた。そのおかげ」とショット復調を分析する。
ただ、34パットとグリーン上で苦しみ、スコアを伸ばすことができなかった。「後半のスタートから1mないパットを外してしまった。仕方ないと思ったけど、それが何度も続いた。ラインが読めていないのかな。すごくイライラがつのって、下手だな〜と思った」。
しかし、そんな状況でもポジティブにとらえている。「本当に最後まで集中できたのは久しぶり。一生懸命がんばろうという自分がもう一度出てきている。本当に久しぶりに自分のゴルフに思いっきり怒ることもできた。そこも成長。無気力から一個脱出できたかなとは思いました」と熱い気持ちのこもったプレーをする河本が戻りつつある。
決勝ラウンド2日間がまだ残ってはいるが、いよいよ次週は海外女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」が開幕する。「とにかく自分のゴルフをあと2日間で見つけ出して、また来週のメジャーでもっといいゴルフができるようにしたい。明日、あさってはビッグスコアが出せるようにどんどんチャンスを作っていきたいなと思います」。
来週にはコーチの目澤秀憲氏が3カ月振りに合流する。初日のプレー後に語っていたショットの不安が解消されれば、さらに成長した河本の姿が見られるかもしれない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>