海外女子メジャー3戦目の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」がいよいよ開幕。全米一の女子プロゴルファーを決めるとあって、コースも大会に応じた仕上がりに。新型コロナウイルスの影響から開催時期が6月から10月へ変わり、コース状況も例年とは一変、大会常連の有力選手らをも悩ませている。
そんな難コースに挑む日本勢は、世界ランキング5位で優勝候補にも上がる畑岡奈紗をはじめ渋野日向子、河本結、野村敏京の4人。このあとはしばらく試合がない状態が続くため、ここでいい結果を残し、一区切りをつけたい。
開幕を直前に控える日本勢が、大会を放映するWOWOWのインタビューに意気込みを語った。
■畑岡奈紗
「(メジャー3戦目を)すごく楽しみです。今週に入って結構練習はしていますが良いスイングの感覚をつかみきれていない感じはします。先週とはコースががらっと変わって距離もありグリーンも大きく、セカンドショット以降のつける位置が重要になりそう。(練習ラウンドでは)砲台グリーンっぽいところでは、ピンを狙って外してしまった時のアプローチ、ロングパットを練習しました。風、グリーンがそんなに硬くないので、コンディションによりますが15アンダー前後が優勝スコアになると思います。この大会が終わったら一度日本に帰れるので、納得のいくゴルフをして成績を残したいです」
■渋野日向子
「(イーグルで締めた)先週の感触は全く残ってませんが(笑)。米国での最後の試合、今までとは違う気持ちで練習していました。一番難しいコースですし、厳しい戦いになると思います。ピンを攻めていくと深いバンカーに入りそう。越えると寄らない傾斜、ラフなので攻めにくいとは思います。ロングパットも残るだろうし、2パットでパーでしのげるかの戦いでは。グリーンは先週よりクセがなく、パットは順手でいこうと思います。パー5は2ホールですがチャンスに付けて獲りたいですし、長いところでも10m以内につけるパッティングができれば。この難しさなので1日1アンダー、2アンダーで回れたら上出来。パーオン率、パッティング、どれだけ長い距離を沈められるかを課題にまずは予選通過。それをクリアしたら新たな目標に向けてがんばりたいです」
■河本結
「グリーンもフェアウェイも、ものすごい仕上がりでメジャーの舞台に来たなという感じです。これまでのコースで一番難しく距離も長いのでタフな4日間になりそう。(現地入りした目澤秀憲コーチとは)アドレス、日本と違う芝など、ちょっとちょっとのズレなどがスイングミスにつながっていたのでそこを調整しました。フェイスの芯に当たるようになってきたので迷いがどんどんなくなってきています。ハーフで1アンダーを4日間続け、4アンダーで予選を通って、残り2日間で4アンダーを出すことを今週の目標にしたいです」
■野村敏京
「これまでとは雰囲気が違うゴルフコースだと思います。コースが長くて大きいし、傾斜も大きい。風も結構吹いていて午後スタートだとこんな感じなのかな。コースコンディションは、グリーンもそんなに硬くないのでフェアじゃないかなと思います。パッティングスピードが一番大事になるコースだと思うので、バーディを獲るよりパーセーブするのを大事にしたいです。パー5、パー3でチャンスがきたらバーディを獲りたいけど、守るゴルフをします。暖かくて腰の調子も悪くないですし、気持ちよく終わって家に帰りたいです」
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