<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇8日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577ヤード・パー70>
海外女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の初日は、日没のために1組がホールアウトできずにサスペンデットとなった。渋野日向子は5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「70」でホールアウトし、日本勢最上位となるイーブンパー・暫定13位タイ。首位とは3打差につけて第2ラウンドを迎える。渋野のスタートは日本時間の午後9時10分となっている。
メジャー制覇に期待がかかる畑岡奈紗は、1バーディ・3ボギーの2オーバーで暫定40位タイ。河本結はスタートの10番を3オン・3パットのダブルボギーとしたものの、その後は3バーディ・3ボギーでまとめ、畑岡と同じ2オーバー・暫定40位タイで初日を終えた。野村敏京は4オーバー・暫定84位タイと出遅れている。メジャーの難コースで初日を終えて、日本勢4人がどう感じたのか。コメントをお届けしよう。
■渋野日向子(イーブンパー・暫定13位タイ)
「12番で4パット(のダブルボギー)をやってしまったときは、泣きそうになりました。全英のときがなんか懐かしいなって思ってしまって(笑)。そのあともボギーにしてしまったけれど、バーディ2つでゼロまで戻せたのは良かったです。ティショットもすごく飛んでいたし、アメリカツアーで出た6試合で、今日が一番風と友達になれた。(明日は)とりあえず4パットはしないように(笑)。今日のようなショットができるように頑張りたいと思います」
■畑岡奈紗(2オーバー・暫定40位タイ)
「緊張は多少していたんですけど、スタートからけっこう難しいホールが続くので、あまり無理して攻めないようにしました。グリーンもだいぶ硬くなっていて、難しかったですね。寒いですし、風は思っていたよりもありました。これだけ風が吹くと5アンダーとか出すのは難しい。自分もトップとはあまり離れていないので、どんどん上だけ見てやっていきたい」
■河本結(2オーバー・暫定40位タイ)
「変に緊張しているわけじゃなくて、メジャーの雰囲気をすごく楽しめているなという感覚はあります。ただ、1メートルを切ったパットを外してしまうシーンが多かった。ショートパットさえ決まってくれていたら95点つけられるくらいのラウンドだったので、もったいないに尽きますね。本当にビッグスコアが出るコースではないので、本当に地味なパーが成績に表れてくる。決められるところを決めきれないと、予選も通らないし、全然上位には絡めないなと思いました」
■野村敏京(4オーバー・暫定84位タイ)
「やっぱり今日もショットが良くなくて、パッティングで助かった。(距離が)長いホールはフォローだったし、そんなに難しくは感じてなかった。ショットが良くなくて、それでオーバーパーになりました。4オーバーでも守っていけば悪いポジションじゃない。上が落ちてくる可能性も高いので、4日間でイーブンなら楽にトップテン、5位に入ると思うので、明日少しでも取り戻せるよう頑張ってみます」
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