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渋野日向子は1日振り返り「本当に必死、かなり神経をやられた」 しびれる展開も予選通過

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目◇9日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577ヤード・パー70>
初日と同じ33パットに終わった渋野日向子だったが、スコアは大きく変わってしまった。イーブンパーの13位タイと上々の滑り出しを見せた第1ラウンドから一転、この日は2バーディ・7ボギーの「75」。トータル5オーバーまでスコアを落とした。
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前日はフェアウェイを一度しか外さなかったティショットが荒れた。この日は5ホールがラフに落ちた。出だしの10番から左ラフ。難易度の高いホールでボギーを叩くと、続く11番ではフェアウェイからチャンスにつかず、10メートルのバーディパットが1.5メートルショート。これを沈めてパーとしたが、神経を使うパッティングがここから始まる。
「ロングパットで1メートル残ったり大オーバーしたり」と振り返ったとおり、微妙な距離が残る場面が多発。15番ではティショットを曲げ、その後もピンチが続くと3メートルのボギーパットを残した。これはかろうじて決めたが、「本当に必死でした。パーパットがやばいのがあったり、微妙なボギーパットも多かったし、かなり神経をやられました」と、苦しいラウンドに疲れも倍増だ。
スタートから7ホールで4つ落とす展開だったが、そんな状況でも、前半の最終ホールではグリーン手前の花道からチップインバーディ。「あれが入ってくれて本当に助かりました。あれがなかったらもっと悪いスコアが出ていたと思うし、余裕で予選落ちのスコアだった」。なんとか前半は3オーバーで耐えたが、後半も2つ落とす厳しいラウンドになってしまった。
前日はボギー、ダブルボギーがありながら5バーディを奪い、納得のゴルフ。唯一許せなかった4パットダボ以外には充実感をにじませた。そんな初日があったからこそ、「昨日よかったぶん、その位置から落ちたくないという欲深いところもちょっとあった」と、気持ちの持ち方でも苦慮した。
終盤の7番では2メートルのパーパット、8番では2.5メートルを沈めてなんとかボギー。最終ホールも1.5メートルを入れてパーと、最後までしびれる場面が続いたが、これを乗り越えなんとか予選通過が確実な位置に踏みとどまった。
「予選通過したら、自分のゴルフの集大成を2日でできるように、習ってきたことすべてを出し切れるようにがんばりたい」。3打だった首位との差は大きく開いてしまったが、「どうやってアンダーで回るかという考えしかない」という前向きな気持ちで、残り36ホールを戦い抜く。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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