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長かった海外転戦で失った自信　河本結は母国で“らしさ”を取り戻す

＜KPMG全米女子プロゴルフ選手権　最終日◇11日◇アロニミンクGC（ペンシルベニア州）◇6577ヤード・パー70＞
海外メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は全日程が終了。河本結は2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「73」と3つ落としてトータル9オーバーの48位タイで4日間の戦いを終えた。
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3日目を終えて、「「気持ちが常にふわふわしていた。闘志が何もない状態」と課題に挙げていたメンタルコントロール。この日も“うまくできた”とはならなかった。「前半は自分の目標を達成できたと思います。その後も目標達成だけを思ってプレーしたけど、後半のスタートでダブルボギーをたたいてしまって。そこは技術というよりかは虫とかアンラッキーとかで集中力が散漫してしまった。自分の戦う中での精神面の未熟さ、弱さを感じました」。気持ちの作り方、持ち前の闘志の出し方は今後に向けて大きな修正ポイントとなった。
それでも、「4日間戦えたことはものすごくいい経験になった。まだまだ自分に足りてないところがいっぱい見つかった。これからの練習に必要なものを、もっともっと強くなるためにできるし、こうしてここに来て、メジャーにも挑戦できて、そういう自分を褒めたいと思うし、その挑戦が楽しいと思う」とラウンドが終われば気持ちは前を向ける。
「ショットの精度というか、曲げること、縦距離はこっちでも通用するなと思った」と収穫もある。あとは「まだまだ芝生が毎週違うのでそれに対応できる対応力がないのでもっともっと練習しないと思う」とその引き出しをどう生かすかが課題だ。
7月から続いた海外転戦。改めて感じるのは今大会でも3位タイに入った同級生・畑岡奈紗のすごさだ。同じ舞台で戦うことでより鮮明となった。「なっさーはレベルが違うと思う。本当にすごいプレーヤーなので、格好良いし、尊敬しています。どれだけすごいかはこっちにこないと分からないので、たくさんの人になっさーのすごさを伝えたいと思うし、私もいつかなっさーと優勝争いできるように頑張りたい。彼女は日本を代表する超一流プレーヤーだと思う」。
何はともあれこれで一区切り。日本へと戻り、渋野日向子と同じく10月30日（金）に開幕する「樋口久子 三菱電機レディス」から日本ツアーに復帰する予定。「とにかく、いまは自信がすごくなくなっている。自分のゴルフを失っているし、どういうプレースタイルが自分のゴルフだったかがすごく消えてしまっているので、日本ツアーに出て、慣れ親しんだ環境で自分のゴルフに自信がつくように勝ちたい。こっちで学んできたことを少しでも練習して、とにかく、強くなれるように心を休めて、試合で勝ちたいなと思います」。12月には海外メジャー4戦目「全米女子オープン」も控えるだけに、母国でしっかりと闘志あふれる“らしさ”を取り戻したい。

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