今週は「ZOZOチャンピオンシップ」。新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本から米国カリフォルニア州に舞台を移しての開催。タイガー・ウッズ(米国)がタイトル防衛、米ツアー新記録の通算83勝に臨む。
コースはロサンゼルス郊外、サザンオークスのシャーウッドカントリークラブ。同コースではウッズ主催の「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」が2000年から13年まで(当時はシェブロン・ワールドチャレンジ)開催。そのあいだウッズは5度の勝利を挙げた好相性のコースだ。そのヒーロー・ワールド・チャレンジは過去5年間、バハマで開催されているのだが、19日、タイガー・ウッズ・ファンデーションは大会中止の決定を下した。
「現在のコロナウイルス感染拡大による移動制限などを考慮して、今年は大会を中止することが望ましいと判断した。コースのあるアルバニー地域の人々、大会関係者の健康と安全を重要に考えたい」とウッズはステートメントを発表した。
同大会は12月3〜6日、バハマのアルバニーで世界トップの18名が4日間競技に挑む予定だった。
昨年はヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が勝利。松山英樹は16年大会で勝利している。
00年から開始された同大会は、PGAツアーのオフィシャル大会ではないが、09年以降は世界ランキングの対象試合となった。ウッズは賞金は必ず自身の基金に寄付。カリフォルニア州のラーニングセンターの維持に役立ててきた。
タイトルスポンサーの“ヒーロー・モトコープ”はインドのニューデリーに本社を置くオートバイメーカーで、会場にはオートバイが何台も飾られ、インドでのゴルフ人口増加に貢献していた。タイガー・ウッズ基金は21年には実施したいとしている。(文・武川玲子=米国在住)
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