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河本結が米国で見つけた“武器”と“課題” 目澤秀憲コーチは「過去に執着せず新しい自分で良い未来を作る」

今季から米国女子ツアーを主戦場にして戦ってきた河本結が、2週間の自主隔離期間を経て今週の30日(金)に開幕する国内女子ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」に出場する。コロナ禍で試合が中止や延期となるなか、ルーキーイヤーの米国女子ツアーでは、これまで12試合に出場して予選通過は6試合、トップ10は2試合で賞金ランキング65位(12万9445ドル)につける。直前のメジャー大会「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」に帯同していたコーチの目澤秀憲氏に、河本の成長や課題について話を聞いた。
■アイアンショットは米国でも通用する
全米女子プロでは48位タイに終わったものの、2日目は残り3ホールから2つのバーディを奪い、24位に順位を押し上げて予選を通過した。「全米女子プロのアロニミンクGCは距離が長かったし、河本プロの人生のなかで一番難しいゴルフ場の1つだったと思います。2日目は予選カットギリギリのところから、最後にバーディをポンポンと獲ることができた。あのセッティングで、1日でもああいうプレーができたのは自信につながる。そこは良かったと思います」と目澤氏は振り返る。
世界最高峰の米国女子ツアーで戦っていく上で、飛距離など足りないところはまだまだある。それでも目澤氏は「通用している部分、良いところもたくさん試合のなかで見つけられました」という。「アイアンショットでは人よりも長いクラブを持ってはいるんですけど、どのピンもオールマイティに攻められる球筋を持っている。それが河本プロの良いところだと改めて思いました」。
具体的にはどういうことなのか。「簡単に言うと左サイドのピンですね」。河本の持ち球は左から右に曲がっていくフェードボール。左サイドのピンを狙うには、グリーンの左に向くか、反対に曲げていくドローボールを打たなければいけない。フェードヒッターの河本にはイメージが出しづらいピンポジションなのだ。
「アロニミンクGCの8番パー3は、打ち下ろしを考慮すると180ヤードちょっとくらい。左ピンで左に外すとアプローチが難しくて、右に外したらバンカーがある。しかもアゲンストでかなり追い込まれている状況のなか、低いドローを選択していた。あまり悩まずに一連の流れ作業で、自然にショットを選択して打っていたのが印象的でした。昨年はそういうことができなかった。本人がアメリカで戦ってきて勝手に覚えた技術が発揮されている場面が見られて嬉しかったですね」
河本自身も「ショットの精度、曲げること、縦距離は通用する」とコメントしている。目澤氏も「結果だけを見たら48位なので、残念って思われますけど、僕から見たらけっこう明るい材料もあった」と評価する。
■米国での平均飛距離は94位 飛距離アップは本当に必要?
河本の昨年の国内女子ツアーでの平均飛距離は、247.69ヤードで13位。飛ばし屋の部類に入る。しかし今年の米国女子ツアーでは、250.68ヤードを記録しているものの、順位は94位まで下がる。米国で戦い、勝つために足りないものは飛距離になるのか。
「前提として向こうの芝では、順目と逆目が大きく影響するので、アイアンは上から打たないといけない。そうなると短いクラブで打てたほうが、単純にアップライトに振れて入射角が鋭角になるから簡単なんです。でも飛距離を補えるだけのものを持って戦っている選手のほうが、今の米女子ツアーは多いと思います」
確かに全米女子プロを見てみると、優勝したキム・セヨン(韓国)の平均飛距離は266.83ヤード(13位)と、河本とは15ヤード以上の差がある。狙える番手も1〜2番手変わってくるだろう。しかし、2位に入った現在賞金ランクトップのインビー・パーク(韓国)は、平均飛距離は239.83ヤード(139位)で河本より飛ばない。ショットの正確性とショートゲームで飛距離を補い、勝負しているのだ。
「飛距離は出たほうがいいとは思いますが、それに注力しすぎると、他に弊害が出てきて、アイアンショットの良いところが消えてしまう可能性もある。飛距離アップはギアやスイング、それにトレーニングも含めて総合的にカバーしていかないといけない」と、チーム河本で話し合いを重ねているという。
■昔の良い感じは取り戻せない、新しい自分を作るしかない
今週から日本で数試合を戦い、12月には再び渡米して海外メジャー「全米女子オープン」に出場する。日本では何を取り組んでいくのか。「もちろん全米女子もありますが、でもやっぱり彼女にとっては2021年が大事になってくる。来年アメリカでシード権を獲るためにどうするか、真剣に向き合わないといけないと思っています」。コロナ禍でQTが行われないため、今年の出場権は来年に持ち越されるが、シード権をかけて来年はより結果を求められることになる。
「1年間の長期の目標を、日本にいるこの1カ月半くらいで、いいきっかけが見つかればいいかなと思います」という目澤氏だが、昨シーズン見せたような好調なイメージを日本で取り戻したいのか?という質問はきっぱりと否定する。
「もう日本でプレーしていた良いときの感じ、終わったものは取り戻せない。新しいものを作るしかないという話はしています。過去に執着するなと、新しい自分で良い未来を作ったほうがよっぽど格好いいからと。今が一番大事ですから」
日本の試合では、新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインにより、コーチは会場に入れない。そのため目澤氏は「樋口久子 三菱電機レディス」には帯同せず、翌々週に行われる「伊藤園レディス」で、キャディとして河本をサポートする予定となっている。米ツアーで成長した新しいYui Kawamotoを、日本でも見せてもらいたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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