<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇5日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6554ヤード・パー72>
先週の「樋口久子 三菱電機レディス」では初日に「76」の4オーバー・75位タイと出遅れながら、2日目、最終日と尻上がりに調子を上げ、「70」、「68」をマークして10位タイに食い込んだ原英莉花。同じ轍を踏まないために今大会で気を付けていることとは?
原英莉花と初日同組となった渋野日向子のスマイル【大会写真】
「先週は自分が『調子が良くない』、『コースも得意じゃない』と思っている中でミスが続いてオーバーパーになってしまった」と振り返る原。続いて「今週は調子が悪いと思っていないので、気持ちよくプレーできたら良いと思います。行っていいところと悪いところがすごくハッキリしているコースだと思うので、セオリー通り攻めていけたら悪いスコアは出ないじゃないかと思う」と言い切った。
会場の太平洋クラブ美野里コースを攻略するためには、持ち球のドローの球質を改善したいと考えている。「ここはフェードのほうが立ちやすいホールが多い。ドライバーのドローの(曲がり)具合が強くなっているので、もうちょっと真っすぐに近いドローを打てるようにしたい」と練習場で最後の調整を行う。具体的には「肩の上下動が大きいと思うのでそれをフラットにしたい」と、クラブが下から入る動きを軽減させたいようだ。
あすの初日は、同い年の畑岡奈紗と渋野日向子という注目の組に入った。意外にも「学生時代も含めて、ゴルフ人生初の奈紗ちゃんです」と畑岡と回るのは初めて。記者からは米国女子ツアーのことをラウンド中に聞くか?と質問が飛んだが、「できればするかもしれない。でもやっぱり試合なのでしっかり戦いたい」と勝負にこだわっていく。
それでも「すごく楽しみな組に入れてもらった。このコースを(畑岡が)どう攻めるのかを見てみたいと思います」と世界ランク6位の畑岡のプレーから学びたい気持ちもある。
2日の月曜日に行われた「UNDER-PARプロアマトーナメント」で、原は女子プロ部門で優勝。そこで「今年中にあともう1勝はしたい」と宣言した。「日本女子オープン」に続く今年2勝目を目指して、あすティオフを迎える。
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