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ルーキー・西郷真央に復調の兆し　新アイアンも好発進を後押し

＜TOTOジャパンクラシック　初日◇6日◇太平洋クラブ 美野里コース（茨城県）◇6554ヤード・パー72＞
6月の開幕戦「アース・モンダミンカップ」、そして8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」と連続トップ5に入ったものの、それ以降の8試合は22位タイが最高と苦しんでいたルーキー・西郷真央が4アンダー・10位タイと好発進を見せた。
安心感バツグン！　これが西郷を支える新アイアン【写真】
「今日ノーボギーで。久しぶりに内容のいいゴルフができてほっとしています」と安どの表情を浮かべた西郷。8月後半からは「全体的に良くなかった。1つのズレからいろんなところが悪くなっていきました。なので、10月は探りながらのプレーとなっていました」と苦しんでいた理由について話す。
長いトンネルの出口が見えてきたのが先週の「樋口久子 三菱電機レディス」。72位タイで予選落ちとなったが、「次につながるゴルフができたと思います」と光が差した。「マネジメントが今までよりもできるようになりました。どこに乗せるのか明確となって、迷いなく振れるようになりました」とショットメーカーらしさが戻ってきた。
復調には新兵器の後押しもあった。前週からアイアンをミズノの新モデル『JPX921フォージド』にスイッチ。「安心感がありますね。特にフェアウェイからのショットはすごく安定しています」。慣れも加わり、今大会ではさらにアイアンが冴えわたった。「今日のバーディはアイアンで3メートル以内につけたものが多い。本当に助けられました」と新しい相棒をねぎらった。
首位とは3打差。まずは優勝争いできる位置で2日目を終えたいところ。「今日みたいにたくさんチャンスを作って安定したプレーをしたい」。取り戻したショットを武器に、ここからさらにギアを上げていきたい。（文・秋田義和）
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