<マスターズ 事前情報◇11日◇オーガスタナショナルGC(米国ジージア州)◇7475ヤード・パー72>
世界ランキング1位のDJことダスティン・ジョンソン(米国)。「すごく調子がいい。今がこれまでのキャリアの中でもっといい状態かもしれない」と絶好調で海外メジャー2勝目を目指す。
10月、ネバダ州ラスベガスで開催された「CJカップ」を前に新型コロナウイルス感染が確認されたDJ。「ZOZOチャンピオンシップ」の欠場を余儀なくされたが、先週の「ビビント・ヒューストン・オープン」で復帰。優勝には届かなかったが松山英樹と並んで2位と、6月のツアー再開以降は優勝3回、2位は8月の「全米プロゴルフ選手権」を含む3回と絶好調を持続した。
「コロナで陽性になったが、幸いにも僕の症状はとても軽かった。風邪のような症状が出て、少し熱もあったがそれも36時間ほどで、すっかり元気になった。大変だったのはそのあとずっと部屋で隔離をしなければならなかったことだった」と話す。
昨年のマスターズでは最終日を7位で迎え「68」をマークしたが、最終的にはタイガー・ウッズ(米国)に1打及ばず2位と涙を飲んだ。
「メジャーの日曜日のバックナイン、マスターズのバックナインはとてもタフだ。これは経験を積んでいくしかない。僕は今、ようやく自分の思うプレーができるようになったと思っている。ただ去年は…、パットがわずかにラインを読み違えた。わずかにミスジャッジをしてしまった。それだけだ」と振り返った。
秋開催となった今年のオーガスタナショナルGCは 「パトロンがいないのが本当に寂しい。それ以外はほとんど同じでやっぱりマスターズは特別。優勝の先にはグリーンジャケットが待っている。パトロンがいてくれたら良かったと思う」と寂しがる場面も。
メジャータイトルは2016年の「全米オープン」のみ。36歳のDJが悲願のグリーンジャケット獲得なるか。初日は午後12時(日本時間13日、午前2時)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、パトリック・キャントレー(米国)と1番ティからスタートする。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>