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「足りないものが見つかりました」　吉本ひかるは8位終戦で初優勝持ち越し

＜伊藤園レディス　最終日◇15日◇グレートアイランド倶楽部（千葉県）◇6741ヤード・パー72＞
ツアー初優勝に向け、トータル10アンダーのトップタイからスタートした吉本ひかるは、2バーディ・4ボギーの「74」と2つスコアを落とし、トータル8アンダー・8位タイで大会を終えた。
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初日、2日目をノーボギーで終えて臨んだ最終日。だが「きょうはフォローの時のウェッジショットでミスが出てしまいました。足りないものが見つかりました」と、わずかに狂いが生じた。
この日初のボギーを喫した6番パー4も、フォローのなか50度で放った残り88ヤードのセカンドショットが、左のバンカーへ。初バーディを奪った直後のホールだっただけに「ここを乗り切ったら流れに乗れたかも」と悔やむ一打になった。
今季は「成績を求めすぎた」ことで、自分のリズムを崩し「練習ラウンドなどでの調子は悪くない」にもかかわらず結果が出ないという状況に陥った。今大会までの11試合で最高成績は「ゴルフ5レディス」の29位タイ、予選落ちも6試合と苦しい時期を過ごした。しかし、今はその気持ちを忘れ、自分のプレーに集中することでスコアにつなげた。
戦いを終え「朝から緊張はありましたが、落ち着いてプレーできました。久々の優勝争いは楽しかったです。こういうなかで得られるものがある」とスッキリとした表情で話した21歳。次にチャンスが来たときに、黄金世代10人目となるツアー優勝者の座を射止めたい。（文・間宮輝憲）

<ゴルフ情報ALBA.Net>