<大王製紙エリエールレディス 2日目◇20日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>
注目のルーキーとして2020年シーズンを送ってきた安田祐香が、今年のレギュラーツアーを終えた。「大王製紙エリエールレディス」2日目。予選通過、さらには上位進出で、次週の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場権を狙ったが、初日の出遅れが響きトータル6オーバーの78位タイで決勝ラウンド進出を逃した。
9月には頸椎捻挫を発症し、3試合を欠場。その後も調子は上がらず、20年は9試合に出場し、ベストフィニッシュは14位タイ。予選落ちと棄権が一回ずつと、前評判どおりの結果を出すことはかなわなかった。
「アマチュアのいい時と比べてしまうので、少し悪くなった時に、どうしようと考えこんでしまう。いい時もあるのですが、ショットがあまりよくない。今週もいいとはいえない。3 パットとか凡ミスもああって、すごく悔しい」。プロデビューからの5カ月をしみじみと振り返った。
プロデビュー年でコンディション維持やプレー面での立て直しなど課題は見つかった。「地元に練習環境があるので、そこでしっかり練習したい。でもしすぎちゃうタイプなので、 ほどほどに、ケアもしっかりしたい。まずは体をしっかり治したい」。オフのあいだは、しっかりと首のケアを施し、「もっといろいろな打ち方を練習していきたい。ラウンドもいっぱ いしていきたい。試合勘をなくさないようにしていきたい」と早くも気持ちは長いシーズン後半戦に向く。
「今年は満足しなかったので、その気持ちを来年に残さないようにしないといけない。まだプロ生活も始まったばかりですので、しっかりいろいろな経験を積んでいきたい」と、前向き宣言を残して会場を後にした安田。次戦は、昨年11月の最終プロテストに合格した者のみが出場する「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」。12月に行われる1年の締めくくりは「優勝目指して頑張りたい」。来年につながる結果を求める。
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