「振り心地は変えず、振りやすさが出る」 米国からやってきた“シルバーネック”の正体が判明!

ゴルフクラブを売る、買取、下取はお任せ!高額買取!

LINEで送る

最新ゴルフニュース

「振り心地は変えず、振りやすさが出る」 米国からやってきた“シルバーネック”の正体が判明!

<ダンロップフェニックス 3日目◇21日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード・パー71>
重永亜斗夢のドライバーのネックの色が先週と違う。黒ではなくシルバーなのだ。重永は初日のプレー後、気になる言葉を残した。「ソケットを重くしたんです」。ソケットを重くするとは、どういうことなのか。キャロウェイゴルフのツアーレップを務める石井尚氏に話を聞いた。
初日の模様を写真でプレーバック【大会フォト】
「重永プロはドローヒッターなので、右に打ち出して左に戻してくるのが持ち球です。左に打ち出すのが一番ダメで、その次に右にそのままスッポ抜けるのを嫌います。だから球のつかまりとスピン量の両立が難しいのです」と石井氏は重永のドライバー調整を振り返る。先週まではヘッドにウェートを入れたり、シャフトをいじるなどして細かい調整を行ってきた。だんだん理想のドローに近づいてきたが、それでも時折、右プッシュが出たり、それを嫌うと今度はチーピンが出ることもあった。
では、本題の“重いソケット”とは?「いまのドライバーはヘッドの重心距離が長いので、重永プロのように手首をバチーンと返していくタイプの選手は、ヘッドが返ってきづらくなる。そこで今週は重いソケットを試してみたのです。これは米ツアーではすでに導入されているもので、ドライバーの軸回りのウェートを上げることで、ヘッドがターンしやすくなります。振り心地は変えず、振りやすさが出るのです」(石井氏)。ヘッドにある調整可能なオモリを動かすよりも、ネックを重くしたほうが、つかまる効果は高いという。
重永は今週の練習日、マーベリックのヘッドに、“重いソケット”を取り付けた新しいツアーADのプロトタイプのシャフトをいれてラウンド。好感触を得ていたが、「もともとのエースだったエピックフラッシュサブゼロで試したみたい」という本人の希望で、ヘッドを入れ替えた。「それがハマりましたね。初日の朝の練習場でもいいドローを連発していました」と石井氏はいう。重永の初日は6バーディ・ボギーなしの首位発進。“新兵器”でのフェアウェイキープが、多くのバーディチャンスを演出した。
実はネックを重くするという発想は2年前からすでにあった。ドライバーに悩む石川遼が、ネックに鉛を巻いてヘッドの重心距離を短くしていたのだ。この“重いソケット”、石川遼もテストしているという。今大会では重永のほかに正岡竜二、佐藤大平、北川祐生もキャロウェイのヘッドと、“重いソケット”の組み合わせで試合に臨んでいる。彼らのドライバーのネックもシルバーなのだ。
この“重いソケット”、我々一般ゴルファーも手に入れることができるのだろうか?石井氏によると「これはツアーでだけ行っているもので、一般には流通しません」とのこと。残念。(文・下村耕平)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

この記事のシリーズトップページへ

ピックアップコンテンツ

飛距離・スコアを上げたい

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アスリートゴルファー編
  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アベレージゴルファー編

これからデビュー・初心者向け

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン 初心者編
  • 世界のトッププロ達のスイング集

旬ネタ・スゴ技・エンタメなど

  • 話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」
  • マーク金井の試打職人

練習場イベント

10月の買取強化倶楽部 あなたのクラブ高く買い取ります

クラブを買う・売る

ゴルフ初心者の方へ