今月、新型コロナウイルス陽性が判明したモリヤとアリヤのジュタヌガーン姉妹(ともにタイ)。現在はフロリダ州オーランドの自宅で自主隔離生活を送っているが、症状もようやくおさまり回復に向かっている。
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最初に症状が出たのは姉のモリヤ。その日は念願のマルチーズの子犬を自宅に迎え入れた日だったが、気分がすぐれず倦怠感を覚えた。夜には発熱があったため検査を受けた結果、陽性だった。妹のアリヤもすぐ検査、結果は同じく陽性だった。
「ものすごくひどい風邪にかかったような状態だった」というのはモリヤ。「最初の4日間はかなりひどく、ベッドルームから一歩も出なかった」と米ゴルフウイーク誌に語っている。一方のアリヤは「多少の頭痛があっただけ」と症状は軽かったという。
今週の「ペリカン女子選手権」は欠場し療養。マルチーズには“キャスパー”と名付け、新しい家族とともに自宅で過ごした。徐々に回復し、現在は失っていた味覚も取り戻したという。
今年最後のメジャー「全米女子オープン」(12月10〜13日・テキサス州ヒューストン)への出場を目指し、調整を進めている。最終戦の「CMEツアー選手権」にも出場予定だ。
LPGAツアーは7月にツアーを再開して以降、約6200のテストを実施してきたが、陽性となったのは27名。うち18名は大会現地に到着する前の自宅で受けた検査で発症が確認されている。
ジュタヌガーン姉妹が重症にならなかったのは幸い。無事に全米女子オープンで復帰できることを祈ろう。(文・武川玲子=米国在住)
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