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熱かったツアー初の大学生同士のプレーオフ 新しい記録が生まれ、ジャンボの記録は途絶えた【記者の目】

今年の「ダンロップフェニックス」は歴史に残る名勝負だったと思う。主役はプロ転向から3試合目でプロ初優勝を挙げた22歳の金谷拓実。そして3日目と最終日、プレーオフの4ホールと、40ホールにもおよぶ金谷とのつば競り合いを繰り広げた21歳の石坂友宏が大会を大いに盛り上げた。あまりの熱い戦いに、フェニックスCCでは季節外れのセミが鳴いていたほどだ。
優勝した金谷拓実のキャディバッグの中身は?【写真】
47年の長い大会の歴史のなかで、「ダンロップフェニックス」でプロ初優勝を挙げた選手はいない。金谷が初めてで、石坂が勝ったとしても初めてだった。それを象徴するかのようにトム・ワトソン(米国)、セベ・バレステロス(スペイン)、尾崎将司、タイガー・ウッズ(米国)、松山英樹、そして昨年は今平周吾と、時代を彩るプレーヤーたちが歴代優勝者として名を刻んでいる。
その背景として、出場枠が狭いこともある。例年なら海外から招待選手が訪れ、シードを持たない若い選手は出場することすら叶わない。石坂にとっても本来なら出場できない大会だったが、コロナ禍で外国人シード選手が不在だったことで、急遽出場のチャンスが巡ってきた。
そんなことも重なり、1999年の日本ゴルフツアー機構の発足後以降初めて、“大学生同士”及び“ルーキーイヤー同士”でのプレーオフが実現。国内男子ツアーには確実に新しい風が吹き始めている。
72ホール目の18番パー5を振り返ってみると、金谷、石坂、大槻智春の最終組全員が3打目を打ち終えた時点では、金谷が優勝する確率がかなり高かった。金谷だけがパーオンしていて、石坂の4打目はニアサイドのバンカーで、しかも目玉だったからだ。大槻はバーディならずで2人に追いつけず。金谷はバーディこそ逃したがパーは確実の状況。手に汗握る展開のなかで、石坂はこの難しいバンカーショットを見事1メートル寄せてパーセーブ、プレーオフに突入した。
ここからの2人のプレーオフは、永遠に続くのではないかと思うほどの気持ちと気持ちとのぶつかり合いだった。無観客だったが、記者や関係者の一部はコースに出て、またある人はプレスルームのモニターにかぶりついて、彼らの気持ちがこもった1打1打に歓声を挙げていた。
残念ながら地上波の放送では、プレーオフの3ホール目までがカットされて、勝負がついた4ホール目に飛んでしまった。テレビ中継の解説を務めた田島創志も「せめてハイライトで入れてくれれば良かった」と残念がる。特に3ホール目は、ブワッと鳥肌の立つショットの応酬だった。金谷が先に3打目をピン上からバックスピンで戻して2メートル弱につけると、石坂は残り100ヤードから戻らないようにスピンを抑えて50センチにつけて見せた。バーディ確実な石坂に対し、金谷はこのバーディパットを「勝つ」という強い思いでねじ込む。ぜひ大会の公式ホームページの動画配信で観てほしいと思う。
午後2時30分に始まった2人の戦いに終止符が打たれたのは3時40分頃。プレーオフ4ホール目。石坂がバーディを狙ったアプローチはわずかにカップ右を通過し、30センチのウィニングパットを決めた金谷が両腕を突き上げた。
金谷は優勝インタビューで、「石坂選手はとにかくいいプレーをしていて、自分ももっといいプレーをしたいと思った。切磋琢磨してお互いにいいプレーができたと思います」と言うと、敗者となった石坂は「最終的に負けてメチャクチャ悔しいですけど、決めなきゃいけないパットを決めたり、そういう部分は本当にすごいなと思います。金谷さんと回らせてもらったことが本当に一番うれしかった」と語る。力を出し切った2人は健闘を称え合った。
2人とも海外志向だから、もしかしたら日本でプレーを見られる機会は、今後少なくなるかもしれない。でも『40ホールの死闘』の後にも、続編はあるはずだ。だからこそ、今年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」や、来年まで続く長いシーズンにどんなストーリーが待っているのか、楽しみにしたいと思う。
そして私にはもう1人、期待せずにはいられない選手がいる。ツアー未勝利ではあるが18、19年と連続で賞金シードを獲得している25歳の池村寛世(ともよ)だ。今大会の最終日は石川遼と同じ組でプレーしていた。身長は166センチと小さいが、ドライバーショットでは石川の20ヤード先まで飛んでいく。圧巻だったのは4番パー5。ドライバーで316ヤード先のフェアウェイまで飛ばすと、残り270ヤードから持ったのは再びドライバー。直ドラで4メートルのイーグルチャンスにつけ、楽々バーディを奪った。
池村ならフェアウェイウッドで届きそうなのに、なぜドライバーなのか? あとで聞くと、「フェアウェイウッドは苦手なので入れてないんです。だから直ドラはよくやります」という。フェアウェイウッドが苦手で直ドラが得意って、本人の感覚なのでよくわからないが、とにかくドライバーでガンガン攻めていくゴルフは魅力的。ツアーにいるプロキャディたちの間でも「池村くんはすごい」と評判なのだ。
また、今年の大会では46年連続で出場していた永久シードの尾崎将司がエントリーしなかった。これで記録は途切れ、ジャンボは1970年のプロデビュー以来、初めて試合出場のない年を過ごした。1つの時代は節目を迎え、新しい時代の幕が上がりつつある。(文・下村耕平)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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