海外メジャー「マスターズ」で活躍のアマチュア、アンディ・オグレツリー(米国)とジョン・アウゲンステイン(米国)の2人がプロ転向を発表した。2人は昨年、パインハーストで開催された「全米アマチュア選手権」で35ホールの死闘の末にオグレツリーが勝利、その数週間後にはウオーカーカップで米国チームとしてともに戦った。
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11月に延期されたマスターズに2人はアマチュアとして出場、オグレツリーが34位でローアマを獲得、アウゲンステインも予選通過を果たし55位だった。
22歳のオグレツリーはアーカンソー州リトルロック出身、ジョージア工科大で活躍し、今年は「全米オープン」も含めて5試合のプロトーナメントに出場し、マスターズの34位が最高位。プロ転向直前の世界アマチュアランキングは4位だった。マスターズを終えた後の19日にプロ転向を発表、ロックスポーツグループがマネジメントを務め、すぐさまタイトリスト、インターナショナルロジスティックス、ピーターミラーなど5社とスポンサー契約を結んだ。
「最後のアマチュアとしてのプレーがマスターズだったのは最高だった。たくさんの人と会えて良い経験を積めた。これから世界のベストゴルファーと戦えるのをとてもたのしみにしている」とコメントを発表。
一方のアウゲンステインはヴァンダービルト大(テネシー州)に復帰していたが、オグレツリーに続いてプロ転向を決断した。
昨年はプロ転向したばかりのマシュー・ウルフ(米国)、コリン・モリカワ(米国)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)らの活躍が大いに注目を集め、日本でもプロ転向したばかりの金谷拓実が「ダンロップフェニックス」でプロ初勝利とヤングガンが活躍する昨今、この2人の今後に注目だ。(文・武川玲子=米国在住)
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