世界的なパンデミックの中で、アウトドアでプレーできるゴルフ人口の増加が伝えられているが、米ネットワークTVのCBSが“マネーウオッチ”という経済アナリスト番組の中で、今年のゴルフ市場の活況を伝えている。
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3月半ばに全米の多くの地域でロックダウンが行われたが4月以降、屋外でプレーができ、体の接触もないゴルフはいち早く再開されたスポーツの一つ。これを機会にゴルフクラブを手にした人々も多かったよう。
8月の1ヶ月だけを見ると、クラブ、ボール、グローブなどのゴルフ関連の消費は3億3100万円(約3500億円)。昨年の同月から32%増で、史上最高だった2006年を上回ったとレポートされた。
また今年の1月〜10月でゴルフクラブだけの売り上げは昨年の同時期から30%近く増加したと伝えている。
また多くの人々がリモートワークやステイホーム、自宅で過ごすことが増える中、わずかの時間を抜けだして9ホールのプレーが大きく増加。NGF(ナショナルゴルフファンデーション)によると、約15%増とレポートされている。
「これまでのゴルフの18ホールという形が大きく変わり、2時間だけ外に出て9ホールをプレーするというスタイルが定着しつつある。これはパンデミックによって起こった、ゴルフにとってとてもポジティブなこと」とNGFのロレンツ氏。2020年、ゴルフ人口は確実に増加中と明るいニュースが届いた。(文・武川玲子=米国在住)
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