<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇26日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6,543ヤード・パー72>
今季から渋野日向子らを指導するプロコーチの青木翔氏に師事、「自分ではドローだと思っていたんですけど、フェーダーだったみたいです」と思い切って球筋をスイッチした三ヶ島かな。昨年に続き、2年連続の出場だが、その影響で昨年の経験を生かすどころかより大変な状況になったという。
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「去年はドローヒッターだったのでティショットそんなに打ちにくくなかったんですけど、フェーダーになった瞬間に打ちにくいなってホールがすごく増えたので、それでちょっと苦戦していますね」
宮崎カントリークラブで右ドッグレッグと呼べるのは1番ホールくらい。一方で多くのドラマを生んだ18番をはじめ、7番、9番、15番と左ドッグレッグは多く存在。球筋の変更によりコースの見え方は全く変わってしまった。
さらに「内容としては波乱万丈でした(笑)前半はピンチばっかりでしたね」と苦しい状況。それでも「アプローチも寄らなくてパターでずっと凌ぐみたいな流れが続いていたのでずっと耐えたなみたいな感じです」と粘りを見せてボギーフリー。だが、本人としてはそんな気はなかったようで、「そっか(笑)めっちゃ内容はひどかった(笑)」とラウンド後に言われて気づいたほどだった。
スコア良ければすべてよし。今日のラウンドには満点をつけた。「やることやってきたのがちょっとずつ繋がってきたかなって。今日の調子でノーボギーは本当に100点あげてもいい。去年よりはスコアも良いので、少しずつ耐えられてきているのかなって印象です」と成長も感じている。
つい先週までは今大会が2020年最終戦の予定だったが、ウェイティングから繰り上がりで来月10日に開幕する海外女子メジャーの「全米女子オープン」への出場が決定。「海外なんて全く興味なかったのですが、去年の TOTO にいって、気になってきたかもと思っていたら、次の年に運よく出場できるので、うれしいです」と初の大舞台に心も踊る。
そうとくれば、弾みをつけて渡米といきたいところ。「国内最終戦なので、もちろん楽しむこともなんですけど、全米に向けて少しずつでも仕上げていって、向こうで思い切り楽しめるように少しでも準備していきたいなと思います。後から結果もついてきてくれたらいいな」。自分でも意外な好発進。しっかりとアメリカへとつなげたい。
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