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予想外！ミケルソン＆バークレー組が圧勝!―ザ・マッチ3

感謝祭明けの27日、アリゾナ州ツーソン郊外で開催された“ザ・マッチ3・チャンピオンズforチェンジ”は、大方の予想を裏切りフィル・ミケルソンと元NBAのスーパースター、チャールズ・バークレーが、現役NBA選手、ゴールデンステート・ウォリアーズのステファン・カリーとNFLレジェンドのペイトン・マニング組みに4＆3で圧勝を飾った。
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1番パー4はパーセーブしたカリー・マニング組が取って1アップ、が2番パー5ではミケルソン・バークレー組が第2打をエッジまで運んでバーディを奪いマッチはスクエア。ここからミケルソン・バークレー組が4ホール連続で勝利すると5ホールを終えて3アップ、以降一度もリードを譲ることなく15番パー5をともにバーディで分けるとミケルソン・バークレー組が4＆3で勝利した。
長年“イップス”で悩んできた注目のバークレーのスイングはこの日はスムーズな動きを披露し周囲を驚かせた。一方カリー・マニング組は、開催コースのストーンキャニオンのグリーンを攻略できずパッティングに苦戦、ミケルソンがホールをセーブする機会を生かして崩れず、勝利に導いた。
お互いを牽制する“トラッシュトーク”で始まったチャリティーTVマッチ、今週はPGAツアー、LPGAツアーともにサンクスギビング週でオフ、ゴルフファンにとっては唯一のイベントとなった。
勝利したミケルソン・バークレー組は545万5千ドル（約5億7千万円）を獲得、黒人が多く通う大学のHBCU、アンダーニグロ・カレッジファンデーションなどに寄贈、また同大会を通事で350万食分のフードが“フィーディングアメリカ”に送られた。
5月に開催されたザ・マッチ2、タイガー・ウッズとペイトン・マニングと組、フィル・ミケルソンとトム・ブレイディ組はTVイベントとしては過去最高の視聴率を記録、第3弾となったザ・マッチコロナ禍とともに人種差別と分断が大きく社会問題となった今年のアメリカ、大会は「チャンピオンズforチェンジ」と銘打って開催された。（文・武川玲子=米国在住）

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